
【適切な目標を立てるという目標】SMARTの法則×Webデザイン
自分の人生に機能するメソッドは、自分で作るしかないと考えています。
既存の◯◯メソッドや△△の法則は、役に立たない。
ただ、自分メソッドを見つけるために、最初は既存メソッドのお世話になる、という手はあるのかもしれません。
SMARTの法則は、目標を設定するための手法です。
思い通りの現実を創る策を探している方、まずはここから始めてみては。
当サイトには、広告が含まれているページがあります。
SMARTとは?
SMARTは、適切な目標を設定するための基準です。
SMARTの法則、SMART基準、S.M.A.R.T.などとも呼ばれます。
Wikipediaによると、提唱したのはジョージ・T・ドランという方で「Management Review」に掲載された彼の論文「There’s a S.M.A.R.T. way to write management’s goals and objectives」でSMARTが紹介されています。
「SMART」は、目標を達成するための5つの要素の頭文字になっています。
論文における各要素は、
・Specific:具体的である
・Measurable:測定可能である
・Assignable:割当可能である
・Realistic:現実的である
・Time-related:期限がある
だったのですが、今日ではいろいろなバリエーションが存在しています。
このページでは、オリジナルの上記5つを主軸にして、紹介を進めていきます。
Specific:具体的である
具体的な目標にします。
Measurable:測定可能である
達成できたかハッキリと測れる目標にします。
Assignable:担当割り当てが可能である
誰が引き受けるのか明快な目標にします。
Realistic:現実的である
実現の可能性が十分にある、ムリのない目標にします。
Time-related:期限がある
いつまでに達成するか、日付や時間による区切りをつけた目標にします。
「A」と「R」のバリエーション
SMARTのうち、AとRに関しては様々な定義が存在します。
Aのバリエーション
・Achievable
・Attainable
など
どちらも「達成可能な」という意味です。
オリジナルの「R(Realistic:現実的)」に似ています。
Rのバリエーション
・Relevant(関連性のある)
・Reasonable(合理的な)
・Results-based(結果に基づいた)
など
こちらもいろいろな種類があるのですが、いずれも最終ゴールに紐づいた、妥当性のある目標にしよう、という意味合いです。
デザインとSMART
SMARTと似たモノにPDCAというのがあります。
どちらも具体的な目標と行動計画を立て、期限を設けてそれにチャレンジするという事なのですが、一番難しいのは、その下準備なのではないかと思います。
感覚的な部分と定量化できる部分を間違えない
デザインでは発想やセンス等、具体的には表現しづらい要素が多々あります。
「〇〇時間以内にアイデアを思いつく」という目標は頑張って何とかできるものではないし、具体的にどう行動したら良いのかもわかりません。
一方で「テキストを30ページ進める」「制作の時間を1時間取る」のような内容にはSMARTが有効です。
計画を立てることに時間をかけすぎない
この「30ページ」とか「1時間」といったちょうどいい数値がそもそも見いだせない事もあるかもしれません。
そんな時は、とにかく行動してしまう事です。
テキストを読んでみる。アプリケーションを立ち上げて何か作ってみる。
そうすれば自分が集中して読み進められるページ数や、現時点で丁度いい作業時間が見えてきます。
そうした現状を、少しずつ越えていくような目標にすればいいんです。
まとめ
- SMARTは、適切な目標を設定するための基準
- 具体的で(Specific)測定可能で(Measurable)割当可能で(Assignable)現実的で(Realistic)期限付きの(Time-related)目標を作る事を推奨
- 明快で達成しやすい目標設定を
- 適切な目標を作ること自体が一つの能力。挫折せずに継続を
何かのトレーニングを始める時に一番マズいのが、挫折すること。
挫折しないために計画を立てる、という考え方もあるかもしれませんが、適切なプランを立てる事自体にもトレーニングが必要です。
スクールで制作スケジュールを立てる工程などもあるんですが、みんな大抵計画倒れに終わります。
意志が弱いから達成できないんじゃないんです。実現可能な計画を立てる事自体が難しいんです。
新しいことを取得するのは難しい事があります。
そして、そのための計画を立てる事も難しい事があります。
遂行できない自分を責めないこと。
自分の現在地を計画に寄せて、計画も自分の現在地に寄せる。
そうして、ベストの場所で落ち合う事が、最初の目標かもしれません。