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なぜ実務経験なしでWebデザインの仕事ができるの?

なぜ実務経験なしでWebデザインの仕事ができるの?

「未経験からWebデザイナーになろう」的なコピーを目にするたびに、ただのスクールの宣伝文句なんじゃないかと疑ってしまう方へ。
なぜ実務経験なしからWebデザイナーになれるのか、具体的にどのような業務を行う事になるのかお話しします。

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    実務経験不要とは、専門知識が不要という意味ではない

    はじめに。実務経験を問わないとは、専門知識が要らないという意味ではないということに触れておきます。
    ゼロから手取り足取り教えてくれると言う職場はまずありませんので、基本的な技術は独学・もしくはスクールで習得済みという前提で話を進めます。

    実務経験なしでもできる業務とは

    改めまして、実務経験がなくてもできる業務にはどのようなものがあるのでしょう。
    例えば、既存のWebページの修正や更新、簡単なWebページの新規作成などがこれにあたります。
    例えばこんなお仕事。

    カフェサイト:メニューの更新

    ・新メニューのサムネイル制作→IllustratorやPhotoshop
    ・作成したサムネイルを追加、もしくは古いものと差し替える→HTMLやCSS
    ・メニューページ内のテキスト部分(メニュー名や金額、紹介文等)を変更する→HTMLやCSS

    イベント運営会社サイト:イベント紹介ページのメンテナンス

    ・イベント内容に相応しいヒーローイメージのデザイン→IllustratorやPhotoshop
    ・イベント告知ページの制作(既存のイベントページを複製して、写真やテキストを差し替える)→HTMLやCSS
    ・募集を締め切ったイベントページの更新(申し込みボタンの削除、「満席になりました」等のテキストを追加する、など)→HTMLやCSS
    ・終了したイベントページに、参加者の感想を掲載→HTMLやCSS

    Web制作を一通り学習された方であれば、上記に対して具体的にどのような作業をすればよいのか、イメージが掴めるのではないでしょうか。
    いずれもゼロから制作するわけではないので、できそうな気がしますよね。というかできるはずです。

    このように、駆け出しでも必ずできる作業があるというのがWebデザインの良い所であり、それこそが未経験からでもスタートできると言われる所以です。各種スクールの宣伝文句はウソじゃないんですよ。

    こうした簡単な更新業務にしばらく携わっていれば、自然に作業スピードが速くなっていきます。
    サムネイルを何十枚も作っていれば、デザインの目が自然に養われていきます。
    そうすればもう「実務経験アリ」のあなたになっているわけですから、そこから今度は、より手応えのある案件にチャレンジしていけばいいわけです。

    経験より、個性やアイデアを重視してくれる職場も少なくない

    クリエイティブの世界ではユニークな理念をお持ちの経営者・企業も多いですし、創業者自らが叩き上げ、などと言う話もよくありますから、見込みある人材であれば経験が浅くても歓迎される、という環境は少なくありません。

    実は、私が以前勤めていた会社がまさにそんな風土でした。
    「経験問わず。作品だけ見せてください」という条件で中途採用を行い、会社にはWebデザインやグラフィックはもちろん、趣味で制作されたイラストやスクラップブッキングのような作品がたくさん送られてきました。意気込みを伝える手紙みたいなのもあった記憶があります。担当者のアンテナに引っかかった方は、ちゃんと面接まで進まれていました。

    最終結果を正直に書いてしまうと、結局この時に採用されたのは、経験者の方でした。
    けれど会社としては本気で、見どころのある方であれば誰でも歓迎するつもりだったと思います。

    未経験OK=手ぶらでエントリーしていいと言うことではない

    というわけで、経験がないことを気にして足踏みされている方、活躍の場所はちゃんとありますから、是非最初の一歩を踏み出してください。
    ただ未経験だからといって、履歴書や職務経歴書だけ用意して挑めばいい、と言うことでありません。
    先程の私の勤め先のように、作品の提示は必ずと言っていいほど求められますので、ポートフォリオはしっかり準備してから臨んでくださいね。

    まとめ

    • 実務経験がなくても活躍できる仕事があるのがWebデザインのいいところ
    • 見込みある人材を発掘しようという風土の企業も多い
    • 実務経験は問われなくても、ポートフォリオは必須

    全体の募集件数の割合で考えると、「要実務経験」の仕事の方が圧倒的に多いはずなので、エントリーさえできない案件を目にする事の方がどうしても多くなります。

    だけど、そこで決して落ち込まないでください。
    そうした案件は、駆け出しの時点ではキャパオーバーのスピードや難易度、正確性が要求されます。
    最初からそんな環境で無理矢理スタートさせたキャリアなど、長続きするわけがありません。

    「エントリーできない案件」ではなくて、「今はエントリーしなくていい案件」なんですよ。
    そして、参加できないのはあくまで今だけ。
    将来的には、どんなプロジェクトも必ずあなたの射程圏内に入りますから大丈夫。

    焦らずに、少しずつキャリアを詰み重ねていくステップを楽しんで行きましょう。

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