【図解あり】Googleアドセンスの最適配置。オススメはコレ!
Googleアドセンス(Adsense)の適切な広告配置を見つけましょう。
もし今効果が伸び悩んでいたとしても大丈夫。効果的な配置に整えるだけで必ず改善します。
この記事で分かること
- 広告配置で大切なのは視認性
- おすすめの広告位置
- 配置に迷ったらとりあえず自動広告にしておく
豊かに引きこもる。
Webデザインは器。ブログは中身。
「レンちゃんとペンタ」では、2つのスキルを掛け合わせて、
おウチで豊かに楽しく暮らす方法をご紹介しています。
配置の検討に大事なコト
Googleアドセンスを伸ばすためにお馴染みの指標としてよく挙がるのはこの3つです。
・表示回数(インプレッション数):広告が表示された回数
・クリック単価(CPC):広告1クリックあたりの収益
・クリック率(CTR):広告がクリックされる確率
が、ここでもう一つご紹介したいのが「視認性」という尺度。
視認性とは、ざっくり言うと「広告の目に入りやすさ」。ユーザーの目にちゃんと広告が届いているかということです。
後述する通り、Googleでもこの視認性は重要視されています。
Webサイトのアクセスが多くても、クリック単価が高くても、広告が見てもらえる位置に掲載されていないなら全く意味がないですよね。
だから広告配置の検討には、視認性を意識することが大切なんです。
視認性の良い場所の見つけ方
それでは一体どこが視認性の良いエリアなのか。
Webサイトやブログのデザインは多種多様なので、ここなら確実!という絶対の位置は存在しませんが、考え方としては以下に適った場所がおススメです。
・十分な面積やエリアで掲載されること
それなりのサイズの広告でなければユーザーの目に止まらない、という意味もあるのですが、そもそも広告がある位置までページを閲覧してもらえているか、などというのも大事な確認事項です。
スマホの場合は、画面も小さくなり、ページも長くなるので、特に気をつけたいですね。
・十分な時間で掲載されること
クリックやスクロール等、私たちはページからページへ、もしくはページ内を上下に移動しながらサイトを閲覧します。
そのスピードの中でしっかりと広告が表示される事で、視認性を上げることができます。
・ユーザーの目の中に自然に入ってくること
ユーザーはWebページの隅から隅まで、全てを注意して閲覧しているわけではありませんよね。
なので、ユーザーの注目するエリアや、目線の流れに沿ったちょうどよい位置に、邪魔にならないように配置するというのが理想です。
スタンダードな配置
広告配置に適した場所は、私たちそれぞれが自身のWebサイトやブログの中で探り当てていく必要がありますが、一般的には以下が有効とされています。
ファーストビュー
パソコンやスマホ画面にWebページが表示された際、最初に目に入るスペースの事です。
というとややこしいですが、基本的にはWebページの上部になるはずです。
たしかにココなら、確実に見てもらえますよね。
ちなみに「ファーストビュー」は和製英語で、海外ではAbove the fold(ATF)、ファーストビュー以外のエリアはBefore the fold(BTF)と言います。
記事の冒頭周り
記事タイトルやリード文(導入文)の前後も適当な場所とされています。
この辺りはアイキャッチ画像や目次の掲載など、サイトによってデザインが異なる部分です。
いろんな配置を試して、自分のサイトにぴったりのレイアウトを探していくと楽しいですね。
コンテンツの間
大抵の記事は章・項・節といった、いくつかのブロックで構成されていますが、それぞれの区切り部分に広告を差し入れるのも有効です。
記事下
記事を読み終わった一段落のタイミングでスっとプレゼンするのも良いと言われています。
サイドバナー
Webサイトにサイドバナーがある場合は、こちらも活用したいエリアです。
「記事下」同様、メイン記事を読み終わってから「他にどんな記事があるんだろう」「どういう趣旨のブログなんだろう」とサイドバナーに目を移したタイミングでご紹介、という考え方です。
よく読まれているページ
こちらはページ単位の話になりますが、PV(ページビュー)が高いページには少し多めに広告を出しておく、というのもオススメです。
PV自体はGoogle Analyticsでカンタンに調べることができます。
広告を増やすなら、全てのページに出しておいた方がいいのでは?と考えたくなりますが、無差異な広告掲載は、サイト全体としてのCTR低下を招く可能性があります。
アクティブビューによる視認性の数値化
Googleではアクティブビュー(Active View)という技術で、この視認性を定量化しています。
客観的判断がしにくい視認性の良し悪しを、データとして確認できるのは安心ですよね。
視認性の良い状態に関して、Googleでは以下を目安としています。
「ディスプレイ広告は、面積の50%以上が画面に1秒以上表示された場合に視認可能とみなされます」
相変わらずのわかりにくい表記ですが、要は広告面積の半分以上が、1秒以上ユーザーの視野に入っていればOK(視認可能)と判断されるということです。
そして、この視認可能な状態が50%〜60%くらいを保てていれば、適正な位置にある広告であるとされています。
これはGoogleアドセンスの各種レポート内にある「アクティブビュー視認可能率」として確認できます。
数値が低ければ当然配置を見直すことになりますが、このとき注意したいのはユーザーを不快にさせてしまうようないやらしい露出。
不適切な実装はGoogle側で検知されるので、ポリシー違反と判断されればアドセンス自体が利用できなくなってしまう可能性もあります。
配置に迷ったらGoogleに聞こう。自動広告のススメ
Googleアドセンスには、Googleが最適な広告レイアウトを提案してくれる自動広告機能があります。
十分な視認性の確保に試行錯誤しているときは、こちらもおススメです。
全面的に自動広告に頼るのももちろん可能ですし、手動広告とミックスして利用することもできます。
Googleのこれまでのナレッジに基づいた提案をしてくれるはずなので心強い機能ではありますが、最後はやっぱりフィールドワークということで、実際のデータを検証しながら、自動と手動を上手に使い分けていく必要があります。
まとめ
- Googleアドセンス広告の配置まとめ
-
- アドセンスの配置では、視認性を上げることも大切
- おススメ配置1:ファーストビュー
- おススメ配置2:記事の冒頭周り
- おススメ配置3:コンテンツの間
- おススメ配置4:記事下
- おススメ配置5:サイドバナー
- おススメ配置6:よく読まれているページ
- 視認性は測定することができる(アクティブビュー視認可能率50%〜60%が合格ライン)
- 自動広告と手動広告を使い分けて、ベストバランスを見つけよう
いろいろな指標やデータをご紹介しましたが、その根拠はユーザー(人間)の振る舞いから導き出されたものです。
だから結局は、私達が自分の目で適切だと感じるレイアウトを目指すのが正解だと思います。
1.まずは自分で仮説を立てて試してみる。
2.上手くいかない場合は、データやメソッドを参考に補正する。
1と2を繰り返しながら、楽しくサイトを育てていけばいいですよね。