
マーケティングがわかるWebデザイナーは生き残る
「見せ方」を考案するWebデザインと「売り方・広め方」を専門とするマーケティング。
2つのスキルを兼ね備えた「マーケティングがわかるWebデザイナー」は、結果の出せる成果物を制作することができるため、市場価値の高い人材と言えます。
Webデザイナーを目指す人が増えている今、Webデザイン以外のスキルをもう一つ持っておけば差別化にもつながります。
この記事で分かること
- Webデザイナーがマーケティングスキルを身につける方法
- Webデザイナーがマーケティングスキルを身につけるメリット
- マーケティング知見を持ったWebデザイナーはレアかつ貢献度も大きいため、市場価値も高い
この記事を書いた人
- フリーランス
- Webデザイナー兼UI/UXデザイナー
Webデザインとマーケティングの違い
Webサイトなどの「見せ方」を提案するのがWebデザイナーの仕事であるのに対し、「売り方・広め方」などを考えるのがマーケティングの役割です。
Webデザインの仕事
Webデザイナーは、クライアントの目的やターゲットユーザーに合わせて、デザインの構成や配色、フォント、画像などを工夫して、視覚的に魅力的で使いやすいサイトを作ります。
コーディング(専用の言語でWebページを組み上げていく作業)もWebデザイナーの仕事です。
マーケティングの仕事
マーケティングとは、商品やサービスをより多くの人に届けるための戦略を立案・実行する仕事です。
ターゲットユーザーのニーズを調査・分析し、それに合わせた施策(広告運用・SNS運用・SEO対策など)や、サイトの改善を行います。
Webデザイナーがマーケティングスキルを身につけるメリット
マーケティング知識のあるWebデザイナーは「結果の出るWebデザイン」が生み出せる人材のため、市場価値が上がります。
- マーケティングスキルで得られるメリット
結果が出せるWebデザイナーになれる
マーケティング知識のあるWebデザイナーは「成果につながるデザイン」が提案できます。
- マーケティングスキルの例
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- 市場調査(トレンドや競合の分析)
時代のニーズに合ったWebサイトが提案できる。 - ターゲットに刺さるデザインの提案(ターゲット・ペルソナ設計)
想定するユーザーの行動や心理に合ったデザインが立案できる。 - 検索順位の高いWebサイトの制作(SEO対策)
検索ランキング上位に登る事を意識したコンテンツ作りができる。 - コンバージョン率の高いWebサイト設計(CVR)
Webサイトの目的(商品購入など)に至った人の割合が高いサイトを作れる。 - 効果検証(データの分析)
各種データ(アクセス数など)を読み解いて、実施したマーケティングの結果が分析できる。
- 市場調査(トレンドや競合の分析)
見掛け倒しでない、売り上げアップなどに貢献できるデザインが作れると言う事です。
Webマーケターの気持ちがわかる
デザイナーとマーケター、それぞれの目線から見た最善策は異なる場合があります。
Webマーケティングの視点を理解する事で、マーケターとの円滑なコミュニケーションが取れ、マーケティング面からも優れたデザインを提案できるようになればWebデザイナーとしての評価が高まります。
自分の強みになる
副業やリモートワークなどの普及でWebデザイナーを目指す人が増えています。
私が教えているスクールでも毎月多くのWebデザイナーが誕生しています。
Webデザイナーは飽和状態という説もある中、他者と差別化できるスキルを身につけておけば、今後どれほどWebデザイナーが増えても仕事に困る事はありません。
マーケティングスキルを持ったWebデザイナーになるには
現役Webデザイナーの場合
現在関わっている案件をマーケティング目線から眺めるようにするだけで、気づきがたくさんあります。
制作チームにマーケターがいる場合は、積極的にコミュニケーションを取っていろいろ教えてもらっちゃいましょう。
ただ、マーケティングにはそれなりの責任が伴うため、自ら提案を行うようになるためにはちゃんと勉強しておくことが必要です。
マーケティングは失敗すると大惨事なので、十分な知識をインプットしておかないと危険。
未経験者の場合
Webデザインもマーケティングも学べるスクールで両スキルを一気にマスターするのが最速です。
「マーケティング知識もしっかり身につけたWebデザイナー」としてデビューすれば、転職や副業でも有利です。
マーケティングスキルのあるWebデザイナーは有利
マーケティング視点からも設計されたWebデザインは確かな結果が出るので、クライアントからの評価も高くなります。
- マーケティングがわかると貢献度が変わる
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- マーケティング視点のないWebデザイナー:制作スキルの提供
- マーケティング視点のあるWebデザイナー:制作スキル+成果の提供
マーケティング知識を持っているWebデザイナーは希少価値が高いので、身につけておけば転職や副業でも有利です。
平均的なWebデザイナーに比べてニーズが高い人材になる事で、将来的にも仕事に困ることはないはずです。