
【コロナ中、意外な方法で合格】半年も落ち続けたAdsense審査に合格するまでの道のり
タイトル通り、なかなか受からなかったGoogleアドセンス(Adsense)の審査に「えっ?」と思うような方法で合格した時の記録です。
合格までの期間は6ヶ月(←途中、放置した時期アリ)、落選回数は10回くらい。
「必要なページ数は?」
「カテゴリー数は?」
他、合格までの過程で試したコト、ダメだったコトも全てまとめています。
当サイトには、広告が含まれているページがあります。
初回審査時の状況
審査を申し込んだタイミング
ブログを開設して一ヶ月目程度でAdsenseの審査にトライしました。
記事数
50件程度。48件くらいだったと思います。
サイトの構成
・Home
・Blog(50記事くらい)
WordPressを使っています。
記事は別ブログから
全ての記事は、元々運営していた他のサイトから移転したものでした。
ちなみにそちらのサイトは、Adsenseの審査に一発で合格していました。
記事のインデックス状況
記事の移転作業は少しずつ進めていて、公開するたびにGoogle Search Consoleでアピールしていたので、しっかりインデックスされてました。
審査の期間と回数
合格までの期間
半年程度かかりました。
…って書くと長いと思われそうですが、「どうしても合格しなくてはいけない!」というワケでもなかったし、途中で心が折れたりもしたので、放置した時期がかなりあります。
その間に、あわよくば審査ルールが変わって受かりやすくならないかしら。なんて思ったりして。
審査回数
実際に審査を受けた回数は10回未満です。たぶん7回目、8回目くらいで受かってます。
Adsenseの不合格理由
落選理由は、一貫してずーっとコレでした。
有用性の低いコンテンツ
・コンテンツの最小要件
・独自性のある質の高いコンテンツと優れたユーザーエクスペリエンスをサイトで提供する
・ウェブマスター向けの品質に関するガイドライン(質の低いコンテンツ)
・ウェブマスター向けの品質に関するガイドライン価値の低い広告枠(コンテンツの量が不十分なサイト)
・別の情報源からテキスト・コンテンツをコピーしたページ
・別のサイトでホストされている動画を埋め込んだだけのページで成り立つサイト
・情報として価値のないコンテンツや自動生成されたと考えられる意味不明なコンテンツを含むサイト
・重複コンテンツを掲載するテンプレート・サイトなどの既成のウェブサイト
合格時の状況
サイトの構成
審査に通った時のサイトはこのような状態でした。
・Home
・Blog(15記事くらい)
そう、元々あった約50件の記事のうち、30件近くを削った(WordPressの下書き扱いに変えた)ら受かったんです!
経緯は後述しますが、その前に合格までに行ったコトをまとめていきます。
合格までにやったコト(旧ブログ編)
まず、元のブログ側で行った事は以下です。
記事を削除
当然、元記事はサイトから削除しました。
インデックスの削除
記事が削除されても、Googleのインデックスには痕跡が残っている場合があるので、Google Search Consoleでインデックスの削除依頼を行いました。
301リダイレクト
他サイトからリンクされている可能性もあるかもしれませんので、301リダイレクトも用意しました。
これは記事URLの変更を知らせる手法です。
何らかの事情で新旧の記事に関する情報がGoogle側に残っていたとしても「これは記事の盗用ではなく移転である」と伝えることができます。
合格までに試したコト(新ブログ編)
次に、こちら側のブログで行ったけど、合格には繋がらなかったコトです。
繰り返しますが、合格時のサイト構成は以下の通りです。
・Home
・Blog(15記事くらい)
記事を増やす
審査に落ちている間にも記事を書き続け、100記事ぐらいにしました。
カテゴリを増やす
カテゴリを増やしたらAdsenseに通るという話もよく聞きます。
そこで、無理やりカテゴリを3つくらいに分けた時期があります。
プライバシーポリシーページの作成
元サイトにはなかったので効果ないだろうなあと思いつつ、藁をもつかむ思いで設置してみました。
コンタクトページの作成
こちらは元サイトにも存在したので、プライバシーポリシーと同じタイミングで作ってみました。
やらなかった事
参考までに、私がやらなかったことも紹介しておきます。
サイトマップ送信
AdsenseというよりSEO周りで出てくる話ですが、サイトマップは大規模サイトになったら有用、という話を聞いたことがあったので、これは行いませんでした。
プロフィールページの作成
プライバシーポリシーが機能しなかった時点で、こうしたページはAdsenseとは無関係なのではないかと思い、作成しませんでした。
リライト&文字量を増やす
前述の通り、Adsenseに合格済みの元ブログにあった記事だったので、文章の見直しは一切行いませんでした。
合格までの経緯
続いて、合格までの経緯です。
何をしても効果なし。
理由はサッパリわからないけど、もう時間がかかることを覚悟して気楽に行こう、なんなら1ページずつでも審査にかけて検証してやろうということで、こんな手順で少しずつ記事を減らしていったんです。
・誰が書いても同じ結論になりそうな記事は削除
・誰もが書きそうな記事も削除
・古い記事を少しずつ削除
誰が書いても同じ結論になりそうな記事は削除
例えば「WordPressのインストール方法」などは、いくら自分の言葉で丁寧に書いたところで、他サイトの内容に酷似するのは当たり前。
こうしたページを一度下書きに切り替えたところ、不合格のメッセージがこちらから、

こちらへ減ったんです。

光を見出したのはこの瞬間でした!
誰もが書きそうな記事も削除
続いて試したのがこれ。
「Webデザイナーになる方法」など、結論こそオリジナルだけど、テーマ自体は誰もが触れそうな記事も降ろしました。
でも結果は変わらず不合格。
古い記事を少しずつ削除
この時点で記事は20記事程度になっていました。
ここまで来ると、もうホントに「1ページずつ審査」の現実味を帯びてきます。
そこでもう頭を使わずに、古い記事から5つくらいずつ順に削除して審査にかけて行こう、と思いました。
そして、20-5=15記事くらいで審査に臨んだところ・・・。
アッサリ合格しました。
Adsense合格へのヒント
この経験を踏まえ、Adsenseに関する私の考えは以下の通り。
Adsenseの不合格通知の内容は参考程度に
Adsenseの文面は抽象的かつ、おそらく翻訳文章なのでとにかく読みづらいですよね。
それでも、不合格が続くと必死にメッセージを読み込んで手がかりを探そうとしてしまいます。
私に関しては、要約すると以下のメッセージが送られ続けてきたわけですが、
・コンテンツが少ない(文章量なのかページ数なのかは不明)
・内容がオリジナルでない
前述した通り、元サイトはAdsenseに合格していたし、記事も順調にインデックスされていたので、質と量に関しては絶対の自信がありました。
私は、Adsenseの審査はおそらくAI等、各種アルゴリズムの元で行われていると思っています。
そのため、どんなにクオリティの高い文章でも、アルゴリズム側のロジックでなぜか「内容が薄い」「他記事と似ている」と判断されてしまう、というケースがあるような気がします。
とすると、不合格通知の文面を信じて文章をいくら見直しても、全く効果がないということもあり得るわけです。
記事のインデックスも関係なさそう
Google Search Consoleでマメに記事のインデックスを行い、かつ元サイトの旧記事に関してはインデックス削除を行いましたが、審査には落ち続けました。
ブログ移転に関しては、いろいろ検索すると、ブログサービス(アメブロ等)からWordPressへ移行して、Adsenseに合格した事例もありました。この場合、旧記事のインデックス処理は行えないわけですよね。
という事で、記事のインデックス状況とAdsenseには、あまり相関性はない気がします。
審査はきっと減点法(もしくは加点法)
審査に関して調べている間、もう一つ振り回されたのが、みんな違うコトを言っているという点。
カテゴリ数に関しても、
「増やしたら受かった」
「減らしたら受かった」
真逆の事例がありました。
私が思うに、
・文章や言葉
・扱っているトピック
・カテゴリー構成
・類似コンテンツのチェック(自分のサイト内)
・類似コンテンツのチェック(他サイトとの比較)
など、サイトを構成している要素のそれぞれに配点がなされていて、例えばそのトータルが80点以上だったら合格、みたいな仕組みなのではないかと思っています。
他の要素が低得点でも、他で稼げていれば合格する。
これが、Adsenseの審査に関して様々な合格事例が存在している理由ではないでしょうか。
審査に落ちたブログは、アルゴリズム側であらかじめセットされている減点要素にたまたま引っかかってしまっているだけ、という可能性があります。
引き算で挑む
とすると、ページ数や文字数等、コンテンツを少し間引くことで、こうした減点要素に引っかかる確率を下げることができます。私が記事数を減らす事で合格できた理由も説明がつきます。
上手くいかない時、私たちはつい何かを足そうとしてしまいますが、時には逆の発想も有効かもしれません。
ブログを始めたら、早めに申請していい
Adsenseは、ある程度記事が増えてから申請した方が良さそうだとつい考えてしまいますが、今回は結局15記事程度で十分でした。
であれば、記事が少ない段階でも、さっさと申請して合格した方がいいですよね。
私に関しては、記事を出したり引っ込めたり、カテゴリを変更したりと試行錯誤した過程で、せっかく積み上げてきたGoogle Search Consoleのランクを下げてしまったんです。
運営してからしばらく経つと、それなりに訪問者やリンクも増えてきます。
そうなってからブログ構成を変えてしまうのは勿体無い、という観点からも、早めの申請をオススメします。
審査にかかる期間と合否に関連性はない
申請してから結果が出るまでの期間に関してもいろいろな情報が出回っていますが、私に関しては、50記事くらいの時も100記事くらいの時も、不合格の時も合格の時も、審査期間は常に一週間程度でした。
ちなみに初回審査から合格までの間、ず〜っとコロナ禍でした。
合否に関わらず、3日くらいで結果が出たというケースもあるようですが、何が違うんでしょうね。
何回落ちても大丈夫
嬉しいことにAdsenseは「このブログは何回落ちた」というのは合否の判断材料にはしていないようです。
検索すると、2ケタ回以上落ち続けた結果合格、という事例も見つかります。
次回申請まで時間をおかなくてもいい
落選した際、次回の申請までどのくらい時間を空ければいいかという議論もよく目にします。
私は落選回数が関係ないというのは早いうちから確信していたので、不合格通知を受け取った数時間後くらいにすぐ再申請しちゃってました。
まとめ
あなたのコンテンツには価値がある
元を辿ればGoogle広告をつけられるかどうかだけのハナシなのに、不合格が続くと自分の文章力や構成力、アイデアを非難された気がして落ち込んじゃいますよね。
だけど全部それは全て勘違い。
真実はきっと、Adsenseのシステムにちょこっとつまづいてる箇所があるだけなんですよ。
私も合格した時、これでいいの?って拍子抜けしました。
押してもダメなら引いてみる。
ぜひ試してみてください。