【Googleアドセンスの3指標】表示回数(インプレッション数) / CPC(クリック単価) / CTR(クリック率)を上げる方法
表示回数(インプレッション数) 、CPC(クリック単価)、CTR(クリック率)。この3つだけを丁寧に育てていけば、Googleアドセンスのパフォーマンスは上がらざるを得ません。
この記事で分かること
- 表示回数を増やすには
- クリック単価を上げるには
- クリック率を上げるには
豊かに引きこもる。
Webデザインは器。ブログは中身。
「レンちゃんとペンタ」では、2つのスキルを掛け合わせて、
おウチで豊かに楽しく暮らす方法をご紹介しています。
Googleアドセンスの効果を上げる3要素
表示回数(インプレッション数)
広告が表示された回数です。
CPC(クリック単価)
Cost Per Clickの略で、広告が1回クリックされる度に発生する収益です。
クリック単価の目安は?
後述する通り、クリック単価は広告のジャンルで相場が決まる部分が多いのですが、平均では20〜40円程度とされています。
CTR(クリック率)
CTRは、広告がどのくらいクリックされたかを表す確率。Click Through Rateの略です。
計算式はCTR = クリック数 / ページビュー。
広告を掲載したページが100回閲覧されたのに対し、広告がクリックされた回数が1回の場合、CTRは1/100=1%になります。
クリック率の目安は?
平均値は0.5%〜1%と言われています。
表示回数(インプレッション数)を増やす
広告の表示回数とは結局、Webサイト自体がどのくらい見られているかという事につながります。
つまりインプレッション数は、PVの上昇と共に伸びていく可能性も上がっていきます。
検索エンジンからの流入を増やす
Webサイトやブログへのアクセス方法は、検索エンジン経由がほとんどです。
ページタイトルやディスクリプション等、検索結果画面で表示されやすい要素を整えて、このページ読みたい!と思ってもらえるように工夫すると効果的です。
サイト内の回遊経路を増やす
訪問いただいたユーザーにたくさんのページを見てもらえれば、PVも上がりますよね。
それには、内部リンクをしっかり充実させること。
ナビゲーションはもちろん、タグやおすすめ記事等、サイト内に十分リンクを張り巡らせ、ページからページへと渡り歩きやすい動線を用意しておくのが有効です。
CPC(クリック単価)
クリック単価は、広告のジャンル(業種)で大方の相場が決まります。
加えて広告主さんの都合はもちろん、季節・時期などに左右される部分もあります。
そのため、サイト運営側の私たちでコントロールできる部分はあまり多くありません。
クリック単価の高いテーマを探す
一般的に、扱っている商品やサービスが高額な広告ジャンルはクリック単価も高くなります。
具体的には、金融や保険、美容などですね。
各ジャンルやキーワードの相場感は、Google広告のキーワードプランナーで掴む事ができます。
キーワードプランナーで確認できるのは広告の入札価格ですが、入札価格が高額なものは大抵クリック単価も高いので、目安をつけるのに便利です。
ただクリック単価ありきで、Webサイトのテーマやブログ記事を無理やり高額のジャンルに寄せるのは逆効果。
書き手の愛情や知識が入らない記事は、サイト本来のクオリティを下げることになります。
バランスとしては、自分が書きたいテーマの圏内で単価の高いものを探すくらいが適当です。
例えば海外旅行をテーマとするなら「海外旅行 + 安い」と「海外旅行 + 費用」どちらが好条件かなあ、程度に参考にする感じですね。
以下のキーワードプランナー画面では、両者のキーワードの入札価格を比較する事ができます。
「海外旅行 + 費用」の入札単価は¥53〜434
「海外旅行 + 安い」の入札単価は¥38〜346
なので、入札単価の高い「海外旅行 + 費用」の方がクリック単価も良いだろう、と推測されます。
広告サイズを見直す
広告面積が大きいほど、クリック単価は高額である傾向があります。
ただWebサイトのデザインに不相応なレイアウトだと、クリック率の方に影響が出てしまうので、違和感のないチョイスが大切です。
広告のバリエーションを増やす
要は、掲載できる広告の間口を広げておきましょうという事です。
・テキスト広告もディスプレイ広告も表示できるようにしておく
・いろいろなサイズの広告枠を作っておく
広告の出稿は、条件に叶った広告枠を争奪するオークションのような仕組みになっています。
Webサイト自体が良質であることは大前提として、その中にいろいろな広告エリアが用意されていれば、出稿しやすい魅力的な広告掲載の場になりますよね。
結果入札価格が上がる、すなわちクリック単価も上がるというロジックです。
スマートプライシング対策
誤クリックが多い、成約率が低い等、広告本来の目的が達成されない広告枠に関しては、スマートプライシングという調整が入って、クリック単価が下げられてしまいます。
適切な広告配置を行って、良質なクリックだけを獲得できるようにしましょう。
CTR(クリック率)
CTRを上げる条件は大きく2つ。
・ユーザーにとって魅力的な広告であること(内容・デザインなど)
・広告が見やすい状態で掲載されている事
うち、前者は私たちにはどうすることもできないので、頑張りどころはやはり後者、広告のレイアウトです。
広告のサイズを大きくする
クリック単価と同じく、クリック率に関しても広告面積が大きいほど上がるとされています。
その際、Webサイトのデザインに関して違和感のないように設置するという点に関しても同様です。
広告の視認性を上げる
視認性とは広告の目に入りやすさの事を表します。
Googleではアクティブ ビュー(Active View)という技術でこの視認性の良し悪しを計測しています。
計測データはGoogleアドセンスで確認する事ができますので、パフォーマンスが悪い広告に関しては掲載位置を再検討してあげると、クリック率の改善につながります。
一旦基本に戻る(手動広告)
試行錯誤の末迷いが出てしまった時は、いったんリセットするのもテです。
アドセンスには、いわゆるスタンダードな配置というものが存在します。
そこからもう一度仕切り直しをすることで、新たな道が開けてくるかもしれません。
Googleに教えてもらう(自動広告)
Googleアドセンスの自動広告機能では、Google自らが良い配置を提案してくれます。
レイアウトに迷った時の突破口として、こちらも頼りになります。
まとめ
- Googleアドセンスの3指標まとめ
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- 広告掲載の3指標:表示回数(インプレッション数)、CPC(クリック単価)、CTR(クリック率)
- 表示回数(インプレッション数)を上げるには: サイトのPV自体を底上げする
- CPC(クリック単価)を上げるには:無理のない範囲で広告サイズや扱うテーマをチューニングしていく
- CTR(クリック率)を上げるには:広告が目に入りやすいように、レイアウトを調整する
3つの要素に最終的に関係してくるのは、Webサイトの本質的なクオリティです。
内容が濃くて見やすいサイトであれば、それぞれのパフォーマンスはおのずと上がってきます。
記事構成やSEO最適化をしっかり行ってサイト自体の質を底上げする事で、確実に結果はついてきます。