ブログタイトルの付け方【GoogleにもSEOにも読み手にも愛されよう】
ブログへアクセスしてもらうためには、そのタイトルが重要。
Google評価、SEO効果が見込めるブログタイトルの付け方、一挙に見ていきましょう。
この記事で分かること
- ブログタイトルがSEOに重要な理由
- 最適なブログタイトルの作り方
- 作成したブログタイトルのチェックポイント
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ブログタイトルが重要な理由
まずは、ブログタイトルが大切である理由を改めて確認しておきます。
ユーザーはタイトルを見てページへのアクセスを判断するから
どのWebページでも必ず持っているタイトルは、Google検索画面のここに表示されます。
うち、ブログページのタイトルを今回はブログタイトルと呼びます。
Googleでの表示を見れば明らかですが、ブログページへのアクセスにおいて、タイトルは大きな役割を果たします。
私たちが検索する側の時、検索結果に現れたページのうちどれにアクセスするか、タイトルを見て決めますよね。
ブログ自体の内容ももちろん大事ですが、本文を読んでもらうには、まずページへ訪問してもらわなくてはいけません。
そのきっかけを作ってくれるのが、ブログタイトルです。
ちなみに、検索結果の文章部分。
ここにはブログの本文、もしくはディスクリプションという要素が表示されます。
ブログタイトルとセットで、ディスクリプションも上手く作っておくといいですね。
GoogleのSEO評価にもつながる
ブログタイトルもページを構成する一要素ですので、当然Googleの評価対象になります。
記事の内容を適切に表現したタイトルを用意しておく事が大切です。
ブログタイトルを作ってみよう
それではここから、ブログタイトルを作る工程をシミュレーションしてみます。
雛形として、今回は英語の5W1Hを使います。
タイトルの構成要素を整理する
そもそも5W1Hって何でしたっけ。ちょっとおさらいしてみましょう。
・WHOM(誰に)
・WHAT(何を)
・WHY(なぜ)
・WHO(誰が)
・WHEN(いつ)
・HOW(どのように)
英語で習う順番とちょっと違うかもしれませんが、この後のお話の事情でこの順序になってます。
タイトル要素を決める
今回は「おからクッキーのレシピを紹介するブログ記事」のタイトルを考えてみる事にします。
まずは確認した5W1Hに、ブログ記事の要素を当てはめます。
WHOM(誰に):健康志向の方
WHAT(何を):おからクッキーの作り方
WHY(なぜ):甘いものを我慢せずに健康も意識したい
WHO(誰が):不器用な私
WHEN(いつ):いつでも(時間がない時でも作れる)
HOW(どのように):材料3つだけ、30分あればOK
仕上がったタイトル例:
「【材料3つ×30分】おからクッキーのレシピ★不器用な私でも失敗なし!」
WHOM:誰に
記事が想定するターゲットです。
同じテーマでも、年代や、初級者〜上級者等で伝える内容や伝え方が異なります。
タイトル内で事前にターゲットを明確にしておけば、ブログとユーザーの適切なマッチングが行われます。
結果、ユーザーのページ滞在時間が増えるので、SEOの高評価にもつながります。
今回はレシピの簡単さや、記事の親しみやすさを表現するために「不器用な私」としてみました。
WHOMの例:
・初心者・未経験
・子育て世代
・ミニマリスト
WHAT:何を
ブログを通して、なにを知る事ができるかに相当する部分です。
記事の内容を直接説明すればいい要素なので、迷わずに決められる部分ですね。
WHATの例:
・スマホの操作方法
・植物の育て方
・ストレッチ
WHY:何のために
思いつけそうだったらこの要素があると強力です。
サンプルの場合「おからクッキーの作り方」を知りたい理由として、健康やダイエットへの関心を想定しています。
「甘いものを我慢せずに健康も意識したい」
こんな感じで、ユーザーが真に求めているコトを上手く突いてあげると、魅力的なタイトルに仕上がります。
WHYの例:
・ストレス解消
・時間の有効活用
・転職の成功
HOW:どのように
結果を得るための手段を表現します。
大抵は「早く、カンタンに、コスパよく」目的を達成したいはずなので、そういう内容だといいですね。
こちらも思いつかなければムリする必要はありません。盛ったりウソをつくのは論外です。
HOWの例:
・1日10分でできる
・ノコギリ不要
・1回たったの30円
WHEN:いつ
HOWと同様、こちらもムリして捻り出す必要はありませんが、やっぱり早い・カンタン・コスパ等を意識した表現ができると魅力的です。
・このページを読むだけで
・今すぐ始められる
・1ヶ月で達成できる
WHO:誰が
同じ内容でも、誰が言ったかで世間の反応が大きく変わるのは、ニュース等を見ていればよくわかります。
WHOは一見、専門家や高学歴者の方が良さそうですが、
・現役医師がアドバイス
・海外在住の私が
・英検一級の私が
親しみやすい語り手の方が魅力を感じる場合もありますよね。
・機械音痴の私(でも直せた)
・不器用な私(でも作れた)
・豆腐メンタルの私(でも叶えた)
キャラ付けみたいな感じで考えると楽しいです。
要素を推敲してタイトルにする
さあ、ここまでたどり着けば、あとは要素をつなげて、意味の通る文章にすれば完成…なんですが、全ての要素を詰め込むと、タイトルというよりはもはや文章?というくらい文字数が多くなってしまったり、趣旨が掴みづらい表現になってしまうかもしれません。
上手くまとまらない時はムリせず、主要な要素だけ残して仕上げちゃいましょう。
例えばこのブログ内にはCSS(Web制作の技術)に関する記事がありますが、これはビギナー、エキスパートを問わない内容ですし、「CSS」と検索をかける時点でユーザーがWeb制作者である事が決定的なので、WHOMに相当する要素は入っていません。
今回のサンプルタイトルでも、
「【材料3つ×30分】おからクッキーのレシピ★不器用な私でも失敗なし!」
「おからクッキー」というテーマ自体に、甘いものと健康の両立が反映されているかな、と考えて、WHYを直接表記する事はしていません。
ちなみに次にお話しする通り、タイトルはおおよそ30文字前後を意識すると最適です。
SEO効果をあげるブログタイトルのチューニング
ようやくゴールが見えてきたタイトル作りですが、Google検索結果での表示を意識してブラッシュアップすると一層効果的です。
30字前後を意識
検索結果画面でのタイトル表示には、文字数制限があります。
制限を超えた部分は「…」と省略されます。見たことありますよね。
文字数は、パソコンとスマホのどちらで閲覧しているかや、半角全角との兼ね合いで事情が変わってくるのですが、30文字前後でまとめておくと安心です。
「まとめる」の意味ですが、30文字以内にしましょうということではありません。
やむを得ず長いタイトルになって後半部が端折られても、表示された部分で十分内容が推測できれば大丈夫です。
大事な要素は文頭に
というわけで、後半部はカットされてしまう事情を考慮すると、大事な要素、例えばターゲットとベネフィットに相当する部分はなるべくタイトルの始めに持っていった方が安全ですね。
キーワードに置き換えられるか
ユーザーはキーワードを使って検索しますので、タイトルにはよく検索されそうなキーワードを混ぜておくとSEO的に有効です。
具体的な数字が入れられるか
最後だけSEOからちょっと外れた話をしますが、5W1Hの各要素を裏付ける根拠として、数字を使うとわかりやすいです。
・5分でできる
・10年勤めた
・専門書を30冊読んだ
こちらもやっぱりウソや誇張はいけませんし、数字に表せない物事も当然ありますから、ムリする必要はありません。
完全無欠のタイトルを目指さなくていい
十分な内容をキープしつつ、人気のキーワードも折り込み数字も意識して。。。
完璧なタイトルを決めようとすると、疲れちゃいますよね。
要素が入りきらないなら潔くカット
5W1Hがタイトルに上手く収まらない時が当然あります。
こちらは目安としてご紹介したもので、全て満たさないとアクセスが上がらないと言うことでは決してありません。
私もまとまらないな〜と思ったら、いくつかの要素をさっさと削ぎ落としてしまいます。
要素が見つけられない時もさっさと諦める
記事によっては、ピッタリの要素が思いつかない時もありますよね。
そんな場合も、私は無理せずスキップしてしまいます。
不自然な表現にならないように
タイトルは読み手、つまり人のために作るものです。
技巧に走っておかしな言葉遣いになるよりは、多少の要素を諦めてでも、自然なタイトルにした方がいいですよね。
悩みすぎない
タイトルが決められなくて、いつまで経っても記事が公開できない…なんて事、私もよくあります。
だけど公開されていない記事は、この世に存在しないも同然。
ブログタイトルはいつでも変えられますから大丈夫。安心してリリースしましょう。
その記事を待ち望んでいる人が今、いるかもしれないんです!
ブログタイトルはいつ決める?
最後に、タイトル決定のタイミングについて。
人それぞれだと思いますが、私はキーワードレベルで仮タイトルを作っておいて、本文を書きながら同時進行で少しずつタイトルもチューニングしていきます。
記事とタイトルが同時に仕上がる感じですね。
私は、記事を書いていくうちにタイトルと本文がブレてきたり「そもそも何書くつもりだったんだっけ?」がよく起こるのでこの方法が有効です。
書き手ごとに、自分のスタイルがあると思います。
それを見つけるにはとにかく実践。どんどん書いていきましょう!