#初心者・未経験

30代・未経験からWebデザイナーになる

Webデザインは実力の世界です。
30代でも相応のスキルを身につけていれば、転職のチャンスは十分あります。
交渉力やプレゼンスキルなど、一般的なビジネススキルを既に持っているという意味では、若い世代より有利にもなり得ます。

この記事で分かること

ビジネススキルがある分、30代は有利
異業種スキルとWebデザインスキルの掛け合わせができる分、未経験者は有利
30代未経験からWebデザイナーになるなら、一時的に条件が悪くなる事だけは覚悟する

Webデザインとブログで豊かに引きこもる。

Webデザインは器。ブログは中身。
「レンちゃんとペンタ」では、2つのスキルを掛け合わせて、
おウチで豊かに楽しく暮らす方法をご紹介しています。

30代未経験からWebデザイナーになれる理由

Webデザイン業界は実力主義だから

Webデザインの世界では、本人の能力が何よりも重視されます。

30代ならではの経験や知識を仕事に生かすことができるから

「本人の能力」とはデザインのスキルだけではなく、コミュニケーション力やタイムマネジメント力、問題解決能力なども含まれます。
こうした一般的なビジネススキル評価に関しては、それなりの経験を積み重ねた人の方が有利です。

Webデザイナーに必要なスキル3つ

Webデザイナーに求められるスキルは主にこの3つです。

・ヒアリング
・デザイン
・コーディング

ヒアリングスキル

Webサイトの制作意図やターゲット、必要な機能などをクライアントから的確に伺うスキルです。
顧客との交渉や、相手へ向けたプレゼン等の業務経験がある場合は、そのスキルをWebデザイナーとして十分活かすことができます。

デザインのスキル

ヒアリングから得た情報を元にデザインを制作するスキルです。これにはデザインに関する知識と、制作に使用するツールを使いこなす技術が必要です。
私のようにWebデザイン業界に特化していると、デザインにこだわりすぎたりニッチな技術に偏りすぎることがありますが、30代未経験者であれば、もう少し俯瞰したビジネス目線でWebデザインを見ることができるはずです。
そうした冷静な視点を持っている事は大きな強みとなります。

コーディングスキル

HTMLやCSSといった言語を使って、デザインの通りにWebサイトを構築していくスキルです。
これは他業種では経験しにくい業務なので、ゼロから勉強して行く事になるでしょう。

30代未経験から確実にWebデザイナーになる方法

学習方法を決める

Webデザインを勉強する方法は、独学とスクールのどちらかに分かれます。

独学の場合は費用がかからずマイペースで進める事ができますが、必要スキルを身につけるまでに時間がかかる、実務レベルのデザインが制作できているか判断しにくいなどの欠点があります。
スクールの一番の懸念点はコストですが、プロとして通用するスキルを効率よく身につける事ができ、就職支援も受けられる場合があります。

「今年中に必ずWebデザイナーになりたい」のように明確なキャリアプランを持っている場合はスクールが確実です。「時期は決めていないが、そのうち転職できれば大丈夫」という事であれば独学でも大丈夫です。

良質なポートフォリオを用意

ポートフォリオとは自分の作品をまとめたものです。
スクールで学習した場合は課題作品をそのままポートフォリオ内に掲載する事ができますが、独学の場合は、自ら作品を増やしてポートフォリオを充実させる必要があります。
実力主義のWebデザインでは履歴書や職務経歴書以上にポートフォリオが重視されますので、自分の制作スキルが明確に伝わるものを用意しておく事が必要です。

経験を強みにする

これまでの仕事経験の中に、Webデザイナーとしても活かすことのできる能力が必ずあるはずです。自分の強みをしっかりアピールしましょう。

・営業スキル
・プレゼンスキル
・マネージメントスキル
・マーケティングスキル
・予算管理のスキル
・Webサイトを発注した経験
など

Webデザインも数あるお仕事の内の一つです。他業種同様、基本的なビジネススキルを持った人材は大いに評価されます。

効率よく仕事を探す

正社員や派遣社員、フリーランスなど、希望するワークスタイルによって就活・案件探しの手段は異なります。
また、各転職エージェントにも様々な特徴があります。
30代の転職実績が多い、Webデザインのようなクリエイティブ系案件を多く持っているなどといった、的確なサービスを利用するのが近道です。

副業も検討する

Webデザインには様々な働き方があります。副業もその一つです。
この業界では副業から正社員、正社員からフリーランスなど、ワークスタイルをスイッチする事は珍しくありません。

正社員が第一希望だったけどまずは副業から始めてみるなど、柔軟にキャリアを考えることも大切です。

在職中に転職活動をする

現在お仕事されている場合も、Webデザイナーの案件探しや面談は両立可能です。

資格は不要です

この世界では、良質な作品を作る能力さえあれば十分活躍できます。
貴重な時間を資格取得に回す必要はありません。

30代未経験でWebデザイナーを目指す覚悟

Webデザインに関わらず、新しい事にチャレンジする時にはそれなりの痛みを伴います。最初のうちだけガマンです。

一時的に年収が下がる覚悟

あくまで一時的なものです。
経験を積めば、必ず取り戻せます。

上司やリーダーが年下になる覚悟

こちらもやむを得ないところですが、こちらも実績を積み重ねれば、すぐに自分自身がそのポジションに就けるようになるでしょう。

希望の働き方に固執しない覚悟

繰り返しになりますが、働き方の自由度が高いのがWebデザインの世界です。正社員や派遣社員、契約社員や副業など様々なシナリオを検討してみてください。
まずは業界に飛び込んで、実績を作る事が一番大切です。