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【個人向けWordPress仕様】賢いレンタルサーバーの選び方。必要な機能・サービスの見分け方

【個人向けWordPress仕様】賢いレンタルサーバーの選び方。必要な機能・サービスの見分け方

WordPressでWebサイトを作って、豊かに引きこもるために必要なサーバーの機能やサービス、スペックはどのくらいなのかまとめておきました。
ブログ等、オリジナルのWebサイトを作ろうとする際、避けて通れないのがレンタルサーバー選び。
たくさんの会社や料金プランがあって迷っちゃいますよね。

この記事で分かること

  • レンタルサーバー選びでチェックしたいポイント

    Webデザインとブログで豊かに引きこもる。

    レンちゃんとペンタ

    Webデザインは器。ブログは中身。
    「レンちゃんとペンタ」では、2つのスキルを掛け合わせて、
    おウチで豊かに楽しく暮らす方法をご紹介しています。

    レンタルサーバーの「機能一覧」を読み解こう

    サーバーに求めるものは人それぞれ

    「レンタル」というくらいなので、私はよくレンタルサーバーを賃貸物件に例えます。
    私達は「良い物件」を探したいわけですが、その定義は住む人のライフスタイルによって様々。
    レンタルサーバーも同じで、自分が作りたいサイトにはどんな条件が必要なのかを整理してから、各社プランと付き合わせるのが賢い方法です。

    「機能一覧」を確認して、自分のサイトにピッタリのサーバーを見つけよう

    プラン詳細に関しては、各社とも公式サイトに機能の一覧表などを掲載して丁寧に紹介してくれているのですが、専門用語なども多く使われているため、ちょっと読み解きにくいかもしれませんね。
    以下、WordPressでWebサイトを運営するために押さえておきたい機能・用語を丁寧に見ていきます。

    【重要度高】必ず確認したい機能・スペック

    そもそもWordPressが使えるか

    実は、全てのサーバープランでWordPressが利用できるわけではありません。
    WordPressはPHPという言語と、MySQLというデータベース管理システムで作られているので、PHPとMySQLの両方に対応しているサーバーを選ぶ必要があります。
    サーバーの宣伝文句に「WordPress利用可」などと書かれている場合は必ずこの条件を満たしているはずなので、安心して契約して大丈夫です。

    MySQLの役割は、Webサイト・ブログ記事のタイトルや本文などを管理することなのですが、1つのWordPressサイトを作るために、MySQLも1つ必要になります。
    後述するマルチドメイン/サブドメインを使って複数のWordPressサイトを運営したい場合には、サイトと同数のMySQLが必要です。

    ディスク容量

    サーバー内にデータをどのくらい入れられるかという事です。
    賃貸に例えるなら、お部屋の面積というところ。
    当然容量が大きいほど料金が高くなりますので、多過ぎず少なすぎずを選ぶ必要があります。
    必要サイズは、理論的にはサイトを形成する要素の総量です。

    ・WordPress本体
    ・記事量
    ・サイト内に掲載する画像等

    などの合計、ということですね。
    記事量や画像はサイトの内容や規模によるため目安を定義する事はできませんが、WordPress本体は10MBもあれば十分足ります。
    また、音声や動画は重いデータになりがちですので、そうしたメディアを扱う時にはパソコン上でそれぞれのサイズを調べて見積もりをしておくといいですね。

    本サイトの場合は?
    100記事くらいの段階で、1GB程度使っています。

    無料SSL

    SSLはSecure Socket Layerの略で、インターネット上のデータを暗号化して安全にやりとりする仕組みのひとつです。
    SSL対応のサーバーを利用すると、サイトURLの冒頭が「https://」に、そうでない場合は「http://」となります。
    またブラウザによっては、SSL対応したサイトには鍵のマークがつきます。

    SSL対応済みのWebサイト
    SSL対応がされているサイトの場合、URL横に錠前マークがついています。

    個人情報等を扱うECサイトのような運営ならともかく、シンプルなブログ運営ではSSLは無用…と考えがちですが、GoogleはSSL対応のサイトをより高く評価します。
    一番大事なのはもちろんブログの内容ですが、SSLにする事でちょっとでもトクがあるのなら、対応しておいた方がいいですよね。

    【重要度中】WordPressのサイト運営が楽になる機能・サービス

    簡単インストール機能

    WordPressはとにかく需要が多いので、多くのサーバー会社では簡単にWordPressがインストールできるような機能を用意しています。
    私はいつも手動でWordPressの設置を行ってしまいますが、ちょっと面倒臭い、自信がないという場合は、こうした機能つきのサーバーだとラクチンです。

    簡単お引越し機能

    レンタルサーバーとは恒久的なお付き合いというわけではなく、サイト内容やURLはそのままで他社に乗り換えることもできるのですが、そうした移転作業がスムーズに行えるような機能がついているサーバープランがあります。
    こちらとしてはありがたい限りですが、各社ユーザーの争奪に必死なんだな…と見ることもできますよね。

    テスト機能

    サイト内の記事やデザインを簡単に変更できるのがWordPressの良いところですが、変更後の状態を一旦事前確認して、大丈夫だったら正式に公開する、というステップが踏めるようになるのがこちらの機能です。

    【重要度低】中級者向けの機能・サービス

    FTP

    FTP(File Transfer Protocol)は、各種ファイルをサーバーへ転送する仕組みの名称です。
    例えばサイト内に掲載したい画像がある場合、パソコン上に用意した画像をサーバーに送る必要がありますが、この操作をFTPで行う事ができます。

    一番本格的なのは、FTPソフトを利用した転送。
    Windows対応ではFFFTP、MacではCyberduckや私の使っているFileZillaなど、有名で安全なフリーソフトがたくさん出ているので、コストはかかりません。

    WordPress内にも各種ファイルの管理をする機能があるので、この辺りの知識は必須ではありませんが、扱えるようになるとWordPressがカバーしていない操作も行えるので自由度が出てきます。

    本サイトの場合は?
    テーマ(WordPressサイトのデザイン)を自分で作ったり、オリジナルの機能を追加しているので、FTPは大活躍です。

    phpMyAdmin

    phpMyAdminを使うと、データベースの内容を視覚的に確認する事ができます。
    イメージとしては、記事の投稿日時、タイトル、本文、カテゴリなどをスプレッドシートのように表示してくれる感じです。
    内容を編集、削除することもできてしまうので扱いには要注意ですが、慣れてくるとデータベースの状態が把握しやすくなるので便利です。

    .htaccess

    変な名前ですが、.htaccessとはざっくり言うと、サーバーの諸設定に関するファイルです。
    .htaccessが編集できるサーバーであれば、自分でサーバーの設定をカスタマイズする事ができます。

    使用例
    私は以前、こんな目的で.htaccessを使いました。

    1.WordPressのファイルをサーバー内のどこに置くか、.htaccessで定義。

    2.「http://dummycompany.com/」にアクセスされた場合、自動的に「https://dummycompany.com/」に切り替える。

    3.URLの変更(本当はなるべく変えない方がいいんですけどね)
    例:「https://dummycompany.com/sample/」を「https://dummycompany.com/sample2/」にするなど。

    【番外編】複数サイトを運営したい時に

    マルチドメイン

    基本は、サーバー1契約に対して1つのドメイン(例:dummycompany.com)を紐付けることになりますが、マルチドメイン機能があると、1つのサーバー契約だけで、複数サイトを運営する事ができます。
    例えば、

    ・https://dummycompany.com
    ・https://companydummy.com

    2つのサイトを作成できるといった感じです。

    サブドメイン

    サブドメイン機能がついてると、以下のようなサイト運営を行う事ができます。
    以下は公式サイトとブログ、ショップを別々のURLに仕分けたイメージです。

    ・https://dummycompany.com
    ・https://blog.dummycompany.com
    ・https://shop.dummycompany.com

    【決定打】最後はやっぱり料金

    さあ、これで豊かな引きこもりにピッタリのレンタルサーバー候補が絞り込めてきました。
    ここまで残ったサーバーなら、もうどれを選んでも間違いないはずなので、最後はやっぱり料金で決めてしまって良いと思います。

    キャンペーンを利用する

    各社とも、初期費用無料や月額費用が安くなる等のキャンペーンを定期的に行っているので、タイミングが合えば利用するとおトクです。

    長期契約にする

    レンタルサーバーの契約は3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月等、様々な期間の中から選択する事ができます。
    当然長期契約の方がおトクです。
    いろいろな会社を試したいという場合は短期契約がいいですが、落ち着き先が見つかったら長期契約にするといいですね。

    ドメイン選びも大事。料金が無料になるプランも

    レンタルサーバーを運営している会社は大抵、ドメインサービスも持っています。
    ドメインの取得手続きに関しては「dummycompany.com」のように好きな名前を決めて利用契約するだけなので、サーバーほど各社サービスに差異はありません。

    となると気になるのはドメイン料金なのですが、どの会社もサーバーとドメインを同時に申し込むとおトクになるようなプランやキャンペーンをよく展開していますし、中にはドメイン料金が無料になるというウソみたいなプランもありますので、ここが一番安い!というわかりやすい回答は出せません。

    ちょっと計算する手間こそかかりますが、サーバー料金とドメイン料金の合算で検討するといいですね。

    まとめ

    レンタルサーバーの各種機能・サービスの見極め方についてご紹介しました。

    レンタルサーバーの選び方まとめ
    • 【重要度高】WordPressが利用できるか / ディスク容量 / 無料SSL
    • 【重要度中】簡単インストール機能 / 簡単お引越し機能 / テスト機能
    • 【重要度低】FTP / phpMyAdmin / .htaccess
    • 【複数サイト運営用】マルチドメイン / サブドメイン

    とにかく使ってみよう

    初めてのサーバー契約であればどうしても慎重になりますが、実績&知名度もあって、良心的な価格のサーバーであれば、大失敗ということはまず起こりません。
    不定期更新ですが、本サイトでも「豊かに引きこもる」仕様にぴったりのおすすめサーバープランを紹介しています。

    そして、サーバー&ドメイン契約はいつでも他社に切り替える事ができます。
    実際私も、覚えている限り3回レンタルサーバー会社を変えています。安心して選んでみてください。

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