Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違い【年収・仕事内容・必要スキル・将来性を比較】
オンラインコンテンツのデザインを行うWebデザイナーと、紙媒体をメインとするデザインを考えるグラフィックデザイナー。
平均年収はグラフィックデザイナーが上回っていますが、案件数はWebデザイナーの方が遥かに多く、未経験OKの案件に関しては1ケタ以上の差があります。
この記事で分かること
- 平均年収が高いのはグラフィックデザイナー
- 求人数が多いのはWebデザイナー
- 未経験OKの求人数が多いのはWebデザイナー
- Webデザイナーとグラフィックデザイナーのどちらが良いか
豊かに引きこもる。
Webデザインは器。ブログは中身。
「レンちゃんとペンタ」では、2つのスキルを掛け合わせて、
おウチで豊かに楽しく暮らす方法をご紹介しています。
Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違い6つ
Webデザイナーとグラフィックデザイナーを以下の項目で比較してみます。
・制作物の違い
・必要なスキルの違い
・年収の違い
・案件数の違い
・案件数(未経験OK)の違い
・将来性の違い
制作物の違い
両者の一番わかりやすい違いは「何をデザインするのか」です。
Webデザイナーの制作対象がオンライン上のコンテンツであるのに対し、グラフィックデザイナーは紙媒体を主体とした印刷物のデザインを主に行います。
制作物の例 | |
---|---|
Webデザイナー | Webサイト・バナー・アプリのデザインなど |
グラフィックデザイナー | ポスター・フライヤー・雑誌など |
必要なスキルの違い
WEBデザイナーとグラフィックデザイナー、どちらもデザインの基本スキルは共通ですが、Webデザイナーではコードに関する知識、グラフィックデザイナーには印刷技術に関する知識がそれぞれ求められます。
デザインの知識 | コードの知識 (専用の言語でWebページを組み上げる技術) |
印刷の知識 (紙やインクに関する知見) |
|
---|---|---|---|
Webデザイナー | ○ | ○ | – |
グラフィックデザイナー | ○ | – | ○ |
年収・給料の違い
求人サイト「求人ボックス」のデータを参考に年収の比較をしてみると、グラフィックデザイナーの方が高額である事がわかります。
続いて求人数も見てみましょう。
案件数の違い
両者の求人数を比較すると、グラフィックデザイナーよりWebデザイナーの方が圧倒的に多いですね。
グラフィックデザイナーになるのは狭き門と読み解くこともできそうです。
案件数(未経験OK)の違い
引き続き、求人ボックスの求人条件を「未経験」に絞ってみると、1ケタ違いでWebデザイナーの求人が圧倒的に多い事がわかります。
未経験からの転職を目指すなら、Webデザイナーの方がチャンスが多そうです。
将来性の違い
グラフィックデザイナーの求人数が少ない経緯としては、業界自体に元気がないという事情があります。
・雑誌や書籍の売り上げ低迷
・紙面よりオンラインによる広告の増加
印刷の需要が全くなくなる事は考えられませんが、今後も先細りが続く事が予想されます。
Webデザイナーとグラフィックデザイナー、どちらがおすすめ?
現在の市場から考えると、Webデザイナーの方が仕事を見つけやすい状況です。
一方で、Webデザインもグラフィックデザインも、常に知識のアップデートが必要になる職業です。
腕を磨き続けるには常に対象への興味を失わない事が必要ですので、長い目で見るなら自分がより情熱を持てる方を仕事にするのが正解です。
また、グラフィックデザインとWebデザインを兼務するデザイナーになるという選択肢もあります。
両方手がけられるデザイナーは意外と少ないので、仕事探しが有利になる可能性があります。
未経験からWebデザイナーになるための3ステップ
Webデザイナーになる方法は明快です。
・必要なスキルを身に付ける
・ポートフォリオを作成する
・仕事を選ぶ
必要なスキルを身に付ける
Webデザイナーには「ヒアリング・デザイン・コーディング」の3スキルが必要です。
- WebデザイナーになるにはこれだけあればOK
-
- ヒアリング
ターゲットや目的など、Webサイト制作の意図をクライアントから伺うスキル。 - デザイン
ヒアリング内容を元に、最適に適切なデザインを提案するスキル。 - コーディング
提案したデザインをHTML/CSSといった専用の言語を使ってWebページに組み上げるスキル。
- ヒアリング
Webデザイナーに特別な資格は要りません。
必要スキルをマスターすれば、性別や年齢、学歴に関係なく誰でもWebデザインの仕事をする事ができます。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは、自分の作品をまとめたものです。
Webデザインの案件応募時にはポートフォリオ提出を必ず求められますので、一通りのスキルを身につけた段階で、こちらの制作も進めていきます。
仕事を選ぶ
ポートフォリオの準備ができたら、自分のキャリアプランに合ったお仕事を探します。
就職・転職であれば一般求人サイト、副業やフリーランスであればクラウドソーシングサービスの利用が一般的です。