フリーランスWebデザイナーの仕事内容
クライアントのパートナーとして率先してプロジェクトを進めていくのが、フリーランスWebデザイナーの仕事内容の特徴です。
それには豊富な実務経験が必要になるので、企業に属してある程度経験を積んでから独立するのが最適です。
フリーランスWebデザイナーとして信用を得れば収入も安定し、案件の選択肢も広がります。
この記事で分かること
- フリーランスWebデザイナーには自ら案件を進めていく即戦力が必要
- 即戦力の必要性を考えると、実務経験を得てからフリーランスになるのが確実
- フリーランスWebデザイナーとして成功すれば、案件や収入の選択肢が広がる
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フリーランスWebデザイナーの仕事内容に求められるもの
一つの企業に属して働くのではなく、クライアントと案件単位で取り決めを行って仕事を承るのがフリーランスWebデザイナーの働き方です。
フリーランスのWebデザイナーは、クライアントと対等なパートナー関係にあるという意味で、求められる物が会社員とは異なります。
自立したプロフェッショナルとしての仕事内容が要求されていますので、Webデザインのスキル以外に、プロジェクトを成功に導くためのスキルも必要になります。
タイムマネジメント
提示された納期を守らなくてはいけないのは全てのWebデザイナーに言えることですが、例えばクライアントからスケジューリングの相談を受けた際、プロとして適切な工数を見積れるような能力がフリーランスWebデザイナーには必要です。
提案力
クライアントがデザインの方向性に迷ったり問題を抱えている場合に、パートナーとして良策を提案できる能力も求められます。
コミュニケーション能力
フリーランスWebデザイナーは、関わる案件を通じて多くの人と出会います。
一緒にプロジェクトを進めるメンバーに自分のアイデアを分かりやすく提案する、相手の話もしっかりと聞くなど、円滑なコミュニケーションを図る事が大切です。
プレゼン力
フリーランスWebデザイナーは、自分のスキルを相手に評価してもらえることで初めて仕事を発注してもらえます。
これまでの実績や自分の強みを十分に伝える力がないと、そもそも仕事を得る事ができなくなってしまいます。
フリーランスWebデザイナーのメリット・デメリット
フリーランスのメリットは自由である事、デメリットは不安定である事です。
フリーランスWebデザイナーのメリット
好きな時間・場所で働ける
ほとんどのフリーランスWebデザイナーはリモートワークで働いています。
私もフリーランスになってからずっと自宅で仕事をしていますが、台風や雪の日、電車が止まってしまった時など本当にありがたいです。
その他、クライアントとの合意があれば、就業時間や曜日も自由に選ぶ事ができます。
自分次第で年収が上がる
フリーランスWebデザイナーは仕事内容に応じた報酬を得られるので、自分のスキル次第で高単価の案件に携わる事ができます。
人間関係のトラブルを回避できる
フリーランスWebデザイナーは一緒に働く仕事仲間と適度な距離を置く事ができるので、人間関係によるストレスは起こりにくいです。
万が一、どうしてもこの環境には耐えられないという事があれば、契約を終了する事で自分を守る事ができます。
好きな案件が選べる
フリーランスは携わりたい案件、仕事内容を自分で選ぶ事ができます。
企業サイト、ECサイトなどのように様々なジャンルを経験することもできるので、Webデザイナーとしての知見を高める事ができます。
「好きな案件」というのは、業務面でも選択が可能です。
私は最初Webデザイン一本でしたが、その後UI/UXデザイン案件に挑戦して、現在はどちらの業務も承れるようになりました。
フリーランスWebデザイナーのデメリット
収入が不安定
フリーランスWebデザイナーは、案件の有無や条件によって毎月の収入が不安定になります。
案件切り替え時、次の仕事がすぐに見つからない場合は、その間収入ゼロということも起こり得ます。
孤独
フリーランスのWebデザイナーは、クライアントにとってのパートナーです。
チームリーダーやPMは上司や先輩というわけではありません。相談レベルのコミュニケーションは大切ですが、わからない事を頻繁に尋ねたり、技術面のフォローを期待することはできません。
本業以外の業務も必須
フリーランスのWebデザイナーは、見積書や請求書の作成、確定申告など、Webデザイン以外の業務もこなす必要があります。
確定申告に関しては、費用こそかかりますが税理士に依頼する方法もあります。
フリーランスWebデザイナーに向いている人
- 「自由>安定」派の人
- 不安定を楽しめる人
- 自発的に提案ができる人
フリーランスWebデザイナーに向いていない人
- 「自由<安定」派の人
- 安心できる環境が大事な人
- 決まったルールやプランに沿って仕事をするのが好きな人
未経験からフリーランスWebデザイナーになるには
実務経験がないままフリーランスになるのは危険
独学、もしくはスクールでWebデザインのスキルを身につけた後、企業で仕事内容に慣れた後に独立するのが、フリーランスになる王道パターンです。
フリーランスWebデザイナーになるにあたって免許や試験などはないので、誰でもいつでもフリーランスを名乗ることは可能ですが、先述したスキルは現場で体感しながら身につける能力なので、学習後にいきなりフリーランスになっても案件が見つからない可能性が高いです。
フリーランスWebデザイナーのポートフォリオには実務経験が必須
企業は、フリーランスWebデザイナーに即戦力を求めます。
通常、企業はフリーランスWebデザイナーのポートフォリオを参考に選考を行いますので、実績がない、ポートフォリオが架空案件ばかりの場合はまず審査に通りません。
フリーランスWebデザイナーが案件を見つける方法
知人の紹介
友人経由など、今すでにあるご縁から仕事を紹介してもらう方法です。
頼りない手段に聞こえるかもしれませんが、「友人の兄弟が勤めている会社がWebサイトを作りたがっている」などと言った話はよくあります。現時点で自分自身にWebデザイナーの知り合いがいるかどうかも全く関係ありません。
クラウドソーシング
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスに登録しておくと、募集されているWebデザイン案件に随時応募する事ができます。
Webサイトやバナー制作などの案件がたくさん掲載されています。
エージェントサービス
担当者がついて案件を紹介してくれるのがフリーランス向けエージェントサービスです。
クラウドテックやレバテッククリエイター、ランサーズエージェントなどが有名です。
業務実績のあるフリーランスWebデザイナー向け案件がほとんどなので、企業やクラウドソーシングなどで経験を積んでからチャレンジするのがおすすめです。
成功するフリーランスWebデザイナーの特徴
スキルと信頼がフリーランスWebデザイナー成功の鍵です。
また処世術として、上手に仕事内容を選ぶ能力も必要です。
ポートフォリオの充実
先方によるポートフォリオ選考を通らないと、面談に辿り着くことができません。
案件獲得のために、まずは自分の実績とスキルが十分に表現されたポートフォリオを用意しておく事が大切です。
信用がある
約束を守る、クライアントのリクエストを満たしたアイデアがちゃんと提案できるなど、しっかり信用を築く事で長いお取引に繋がりますし、契約中に報酬を上げてもらえる可能性もあります。
また案件探しにエージェントを利用している場合には、担当者との関係も良好にしておきたいです。
主に長期の案件に携わっている
大規模なプロジェクトなど長期契約を想定した案件を選ぶようにすると、仕事が途切れにくく、安定した収入を得られるようになります。