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「主婦がWebデザイナーを目指すのはやめとけ」の実態

「主婦がWebデザイナーを目指すのはやめとけ」の実態

Webデザインはスキル重視の世界なので「主婦だからWebデザイナーになるのは難しい」という事は本来ありえません。
私が教えているスクールでも多くの専業主婦やママさん、プレママさんがWebデザイナーになっています。
挫折するとしたら、その原因は間違った方法・場所で努力しているから。
正しいやり方で進めれば、みんな必ずWebデザイナーになれます。

この記事で分かること

  • Webデザイナーはスキルが全て。「主婦だからWebデザイナーは無理」というのはあり得ない
  • 効率良く学習すれば主婦でも挫折しない
  • 正しい仕事の探し方がわかっていれば主婦でも挫折しない
  • 年齢や働く時間、場所を選ばないWebデザイナーは主婦に最適な職業

    この記事を書いた人

    • フリーランス
    • Webデザイナー兼UI/UXデザイナー

    主婦が「Webデザイナーはやめとけ」と言われちゃう原因と事実

    主婦がWebデザイナーになるのは難しいと思われてしまう主な理由はこちら。

    Webデザイナーを諦める要因

    年齢

    主婦という事はそれなりにオトナになっているはずなので「今からWebデザイナーなんてやめとけ」と言われてしまう事も多いようです。
    実際、スキル重視のWebデザインに年齢は関係ないのですが、まだまだ信じてもらうのが難しいのかもしれません。

    スキル不足を年齢のせいと勘違いしてしまうパターンはありそうです。

    私が教えているスクールでは、専業主婦やママ、プレママの方も受講されています。
    主婦の方がWebデザイナーを目指す理由として、家族や自分自身のために不安定な時代に備えたい、というのも少なくないです。

    お子さんを抱っこされた受講生さんとやりとりしたこともありますよ。

    学習時間が取れない

    「家事・育児に追われて勉強する時間がない…」これは多くの主婦が抱える悩みですが、実は皆同じ。
    既婚未婚に関わらず、 私が教えているスクール受講生の多くが、仕事や家事をこなしながらWebデザインを学んでいます。

    残業や出張が多いなど、相当ハードな職場環境の中でキャリアチェンジを叶えた受講生さんもいました。

    Webデザイナーはすでに飽和状態

    私が教えているスクールの受講者数を見る限り、Webデザイナーの数も増加傾向にあると言えます。

    通年受講生さんでいっぱいです。

    ですが「スキルのあるWebデザイナー」が仕事にあぶれることは決してありません。
    現状でも未経験者OKの求人はたくさんあります。

    経験者と自分を比較する必要はありません。
    未経験枠内で一通りのスキルを持っていれば大丈夫。

    Webデザイナーの年収・時給
    未経験OKのWebデザイナー求人数(出典:求人ボックス

    Webデザインの仕事が減っている

    「AIに仕事を奪われる」なんて話もありますが、現状Webデザインの求人や副業案件はたくさん目にしますよね。
    仮にAIによるWeb制作が普及したとしても、難易度の高い仕事や大規模な案件には必ずプロの知見が求められる、というのが私の見立てです。
    未経験者向け求人が豊富な今のうちに経験を積んで、早く初心者を脱却してしまえば活躍の場所は十分にあります。

    受講生さんに向けたお仕事紹介、私のスクールにもたくさん来ています。

    やめとけと言われた

    その他原因はいろいろありますが、結局周りから見聞きした事を理由にチャレンジしなかったのが要因、という考え方もできそうです。

    自分が実現できなかったから「Webデザイナーやめとけ」と吹聴している人もいるかも。

    Webデザイナーを目指す主婦の挫折ポイントと対策(学習時)

    とは言え、だれもがWebデザイナーとして成功しているわけではないのも事実。
    Webデザイン学習時の挫折ポイントとその対策を見ていきます。

    学習時の挫折理由

    時間がない

    基本的にみんな時間がない、というのは前述した通りですが、学習効率の悪さで時間を無駄遣いしてしまっているケースもあります。

    対策
    • 不明点は遠慮せずにすぐスクール講師に聞く
    • 重要でない事に学習時間を割かない(実務でも滅多に使わない技術など)
    • 検討違いの学習をしない(デザインスキルを磨くべきところでツール操作ばかり練習するなど)

    スキルが身につかなかった

    独学で挫折した、スクールの教材をこなしただけで「やった気」になってしまったなど、様々なパターンがあります。

    対策
    • 作品のフィードバックがもらえるスクールを利用する

    Webデザイナーを目指す主婦の挫折ポイントと対策(就活・副業案件探し)

    必要スキルを身につけても仕事に繋がらない、という落とし穴もあります。

    就活時の挫折理由

    仕事が見つからない

    原因は実力不足かと思いきや、自己アピールで損をしているケースが結構あります。
    ポートフォリオや職務経歴書の内容、面談時の受け答えなど、就活や案件獲得時の要領の良さも一つのスキルです。
    こうしたWebデザイン以外のノウハウを身につけた途端、仕事が見つかる場合も。

    対策
    • キャリアカウンセリングなどを受ける
    • ポートフォリオ(自分の作品をまとめたもの)をブラッシュアップする
    • 職務経歴書の書き方を改善する

    各種サポートのあるスクールを利用すれば楽勝です。

    家事や育児と両立できない

    無事に仕事が決まったのに家庭と両立できずに挫折というパターン。
    これに関しては「家事・育児に理解のある企業の正社員」を探す代わりに「週3日稼働のフリーランス」を目指すなど、発想を切り替えれば必ず解決できます。

    対策
    • 視野を広げて、いろいろな働き方を選択肢に入れる

    働き方の自由度が高いWebデザイナーのメリットを最大限に活用するべきです。

    主婦が挫折せずにWebデザイナーになる方法

    キャリアサポートを活用する

    学習から就職・案件獲得までサポートしてくれるスクールを選ぶと、挫折率がグッと下がります。
    主婦の方向けWebデザインスクールは、家庭と両立しやすいカリキュラムやお仕事紹介が用意されています。

    モチベーションを保ちやすい環境で学ぶ

    一人で黙々と学ぶ環境は落ち込みやすく、スキルが身についているかも判断がつきにくいです。
    受講生同士で緩やかに繋がれるスクールや定期的なコーチングがあるスクールを選ぶと、モチベーションをキープできますし自信もつきます。

    覚悟を持って学び直す

    挫折経験があるけど未練もある…という方は、もう一度学び直しを。
    デザインだけ、コーディングだけなど、補強したいスキルに特化したカリキュラムを受講すれば、再学習の負担を減らす事ができます。

    スキル補強の例
    • デザインだけ学ぶ
    • コーディングだけ学ぶ
    • 就活・案件獲得スキルを身につける

    やめとけなんて言えない!主婦Webデザイナーの収入

    家事や育児と両立する前提でどのくらいの収入が見込めるか試算してみます。

    副業の場合

    例えば平日2時間×週3日作業するとして、月収5万円程度が目安です。
    お子さんの習い事や家計のサポートになる収入が得られます。

    Webデザイン周りの副業と単価目安
    • バナー制作:5,000円前後
    • SNS用画像(サムネイルやヘッダーなど):3,000円前後
    • LP制作:5万円〜
    • 小規模Webサイト制作:5万円〜

    LPや小規模Webサイトは、難易度やページ数によっては数十万円の収入になる場合も。

    フリーランスの場合(週3日程度)

    フルタイムでなくても月収15〜25万円程度は可能です。
    家にいながら、リラックスして働けるライフスタイルが実現できます。

    フリーランスWebデザイナーの週3日稼働案件
    「Webデザイナー」「週3日」で検索。実績を積めばこのくらいの案件も可能に(出典:レバテッククリエイター

    主婦がWebデザイナーを「諦めるのはやめとけ」

    自由かつ安心して働けるWebデザイナーは、主婦の方に関わらず誰にでも開かれている職業です。

    主婦こそWebデザイナーになるべき

    Webデザイナーは年齢不問で、ワークスタイルの選択肢も広いです。
    子育て中でも、家から出られなくても仕事ができます。
    まさに主婦の方にフィットする働き方です。

    取引先は1つあれば良い

    Webデザインの求人や副業案件はたくさんあります。
    その中から、たった1件だけご縁を見つければいいわけです。
    そう考えれば、Webデザイナーになる事はカンタンに思えてきませんか。

    Webデザインで家族と人生を守る

    世の中は相変わらず不安定ですし、人生にも何が起きるかわかりません。
    柔軟に働けるWebデザインのスキルは、心強い「お守り」になるはずです。

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