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LP制作・LPデザイナーとは

LP制作・LPデザイナーとは

1ページ完結型のWebページであるLP(ランディングページ)を制作するのがLPデザイナーです。
効率よく準備すれば、初心者でも4ヶ月程度でLP制作のスキルを身につける事ができます。
LP制作の案件数は安定して多く、相場は1件10万円前後から上は6ケタまで。
副業にも最適ですし、本業Webデザイナーになるための準備としてもおすすめです。

この記事で分かること

  • LP(ランディングページ)の制作ステップ
  • LPデザイナーなるためのフローと準備期間
  • LP制作の必要スキル
  • LP制作の相場・収入

    この記事の著者

    • フリーランス
    • Webデザイナー兼UI/UXデザイナー

    LP制作とは

    複数ページから構成されている一般のWebサイトに対して、1ページで完結するWebページをLP(ランディングページ)といいます。そのLP(ランディングページ)を作成する作業がLP制作です。
    LPには「商品を紹介したい」「資料請求申込を受け付けたい」など明確な目的があります。そうしたミッションを達成できるようなページを提案する事がLP制作のゴールです。

    LPとは
    • Landing Page(ランディングページ)の略
    • 1ページで完結するWebページ
    • 一般的なWebサイトと比べてハッキリした目的を持っている事が多い

    LP制作のステップ

    クライアントからLPの制作意図を伺い、それが達成できるような設計・デザインを作成するのがLP制作の基本的な制作手順です。

    LP(ランディングページ)制作ステップの例

    ヒアリング

    制作目的(商品紹介や資料請求など)やターゲットなど、LPの要件をクライアントから伺います。

    プランニング

    ヒアリングの内容を検討して、クライアントの目的が達成できるようなLPの内容構成を設計します。

    デザイン

    プランニングに基づいたLPのデザインを行います。

    コーディング

    HTMLやCSS等、専用の言語を使ってデザイン通りにLPを組み上げます。

    LP公開と運営・効果検証

    制作したLPを公開すれば一旦作業は完了ですが、その後も期待通りの成果が出ているか検証を行い、必要に応じてデザインやコンテンツを見直すなどの改善を行いながらLPの精度を高めていきます。
    自分のLP提案がハマってお申し込みが増加したりすると達成感があります。

    LPデザイナーになるには

    制作スキルを身につけた後に実際にLP作品を作成、それをまとめたポートフォリオを携えて仕事を探すのがLPデザイナーになるためのベーシックな流れです。

    LPデザイナーになるための基本ステップ

    LP制作の作業環境を用意する

    LP制作に必要なのは制作用ツールの入ったパソコンだけです。

    LPの制作に必要なツールの一例
    • デザインツール(Illustrator、Photoshop、Figmaなど)
    • コーディングツール(VS Codeなど)

    パソコンは一般的なスペックのもので十分です。
    私のスクールの受講生さんも、入学を機にパソコンを買い換える方がゼロではないものの、ほとんどの方が入学前から所持していたパソコンで学習されています。

    windowsとmacどっちがいい?

    スクールではmacを好む人が多いですが、どちらでも作業できます。
    私も現在macユーザーですが、windowsメインのWeb制作会社で働いていた事もありました。

    デスクトップとノートブックどっちがいい?

    これは好みです。
    作業領域の広さを優先するなら、大きなモニター&デスクトップがおすすめです。
    自宅やコワーキングスペースなど、その日の気分で作業場所を変えられるような身軽さに魅力を感じる場合はノートが便利です。

    LP制作のスキルを身につける

    制作環境が整ったら、LP制作のスキルを習得します。
    副業等、まずはお小遣い稼ぎ程度で始めたいという場合は以下の必須スキルを押さえておけば十分です。

    LP制作の必須スキル
    • 制作用ツールの操作スキル(Illustrator、Photoshop、Figmaなど)
    • デザインのスキル
    • コーディングのスキル

    より本格的で高額な案件に挑戦したい、将来的にWebデザイナーとしてのキャリアチェンジも考えているという場合は、以下のような歓迎スキルも習得しておくと有利です。

    LP制作の歓迎スキル
    • JavaScriptやphp等の他言語スキル
      HTML/CSSでは作れない、動きのあるページやフォーム送信システムなども制作できるようになる
    • ライティングスキル
      LP内の文章やキャッチコピーの提案までできるようになる
    • マーケティングスキル
      市場調査や顧客のニーズなどを取り入れた戦略的なLPが作れるようになる

    実際にLPを制作する

    一通りの知識をインプットしたら実際にLPを作ります。
    「転職サポートサービスへ会員登録を促すためのLP」などのような架空案件をテーマに、相応しいページの構成やデザインを考案します。

    ポートフォリオを制作する

    作品がある程度溜まったら、ポートフォリオ(自分の作品集)にまとめます。
    LP制作に限らず、Webデザイナーの就転職や副業案件では高確率で提出が求められるポートフォリオは制作必須です。
    作品は5〜10点程度あれば十分。LPだけでなくバナー作品などが入っていても大丈夫です。

    LP制作の仕事・案件を選ぶ

    ポートフォリオの準備ができたら、LP制作のお仕事を探します。
    正社員はもちろん、副業、フリーランスとしてもLPデザイナーになることは可能です。
    会社員であれば転職エージェント、副業やフリーランスであればクラウドソーシングのように、理想の働き方に合わせたサービスを使い分けます。

    働き方に合わせたサービス

    LP制作の相場・収入

    LP制作の相場は、クラウドソーシングサービスや求人サイトから見当をつける事ができます。

    副業

    クラウドソーシングサービス「ランサーズ」のLP案件を見ると、おおよそ10万〜30万円くらいで募集されていることがわかります。

    副業LP案件の例
    副業LP案件の例(出典:ランサーズ

    初回の取引では上記のような相場になりますが、LPはリリース後に修正・変更が入る場合も多々あるので、そうしたメンテナンス作業を引き続き承れる可能性もあります。

    フリーランス

    こちらはフリーランスエージェントのレバテッククリエイターのLP案件例です。

    LP案件の例
    LP案件の例(出典:レバテッククリエイター

    フリーランスにはプロフェッショナルな能力が求められるので、高度な技術を使うもの、目的意識が高いものなど、ハイレベルなLP制作案件が多くなります。

    正社員

    LPデザイナーは職種としてはWebデザイナーと一括りにされる事が多いため、Webデザイナーの年収からLPデザイナーの収入も推測する事ができます。

    Webデザイナーの年収例
    Webデザイナーの年収例(出典:求人ボックス

    独学でもLPデザイナーになれる?

    LPデザイナーになる手段には、スクールを利用する方法と独学の2つがあります。
    Webデザインのスクールは学習だけでなく、ポートフォリオのアドバイスやお仕事紹介までサポートしてくれるところも多いため、初心者からのLP制作デビューをスムーズに実現する事ができます。

    スクールではゼロからLP制作を始めるまでのサポートが充実
    • 学習:効率の良いカリキュラムで進められる
    • 作品クオリティのチェック:仕事で通用するレベルに仕上がっているかレビューしてもらえる
    • ポートフォリオ:サポートのあるスクールであれば制作アドバイスがもらえる
    • 就転職・副業探し:受講生限定の求人・案件紹介があるスクールであれば仕事が見つけやすい

    独学でもLP制作を始めることは十分実現可能ですが、以下の点で多少手間暇がかかる事を念頭に置いておく必要があります。

    独学でLPデザイナーになるためのポイント

    独りよがりでないデザインスキルを身につける

    独学の場合は、スクール講師のようなプロのアドバイスなしで自分のスキルを磨く事になります。
    仕事で通用するレベルかどうか、LPの目的が達成できるような提案になっているかどうか、冷静に自分の作品をチェックする必要があります。

    ポートフォリオ用の作品を自分で用意する

    未経験からLPデザイナーを目指す場合、ポートフォリオには架空の案件を数点掲載するのが一般的です。
    スクールでは課題としてこうした制作テーマを提示してもらえますが、独学の場合はこのテーマや掲載内容(文章など)を自分で用意することになります。

    ポートフォリオも自力で準備する

    就職・転職や副業において、ポートフォリオはWebデザイン業界の重要アイテムのため、採用担当者やクライアントに興味を持ってもらえるような構成力が大事です。
    スクールではポートフォリオ制作のアドバイスがもらえるところも多いのですが、独学の場合はポートフォリオの品質も自分で高めていく努力が必要です。

    お仕事探しもアクティブに動く

    最近ではスクールからお仕事を紹介してもらえる事も少なくありません。
    スクール内求人は一般の求人より倍率が低いため、スムーズに仕事が見つかる可能性が高いです。
    独学の場合はこうした求人やキャリアサポートもないため、自分に合った求人サイトやクラウドソーシングサービスなどを自ら見つけて、積極的に応募する行動力が求められます。

    初心者からLP制作を行うまでの準備期間

    Webデザインスクールの受講期間は4ヶ月〜1年と様々ですが、必要スキルだけ押さえておきたい場合は、受講期間4ヶ月程度、学習内容もコンパクトなコースで十分です。
    独学の場合はスクールに比べて多少学習効率が落ちるはずなので、早くても6ヶ月程度を見込んでおけば良いでしょう。

    働き方やキャリアパス

    LP制作のスキルを身につけると、様々な仕事を手がける事ができます。

    バナーやSNSのクリエイティブ

    各種バナーやYouTubeのサムネイル、Instagramのクリエイティブなどは1枚絵なので、LP制作より遥かにカンタンです。

    本格的なWebサイト

    LPと一般的なWebサイトの制作は同じ技術です。
    LP制作に慣れてきたら、Webデザイナーとしてより大規模なWebサイトを作成することも可能です。

    副業でも本業でもフリーランスでも可能

    LPデザインは、様々な働き方が可能です。
    始めは副業から手堅くスタートして、将来的に高度な案件を手がけるフリーランスへ転身するなどのように、低リスクでキャリアチェンジする事ができます。

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