
初心者から副業LP制作を始めるための必要スキル
LP制作の副業は、必要なスキルを身につければ初心者からすぐにスタートする事ができます。
1案件の相場目安は10万円〜。
年齢や性別、資格も問われず、好きな時に好きな場所でお仕事可能なLP制作は、自由で拡張性の高い副業です。
この記事で分かること
- 初心者からLP制作の副業を始めるための必要スキル
- 必要スキル+プラスアルファのスキルも持っていると自分の強みに
- 初心者から副業LP制作を始めるための準備期間は4ヶ月〜
- LP制作の収入目安は10万円〜。腕を磨けば3ケタの案件も
- LP制作のスキル習得は独学でも可能。早く&確実に成功させたいならスクールがオススメ。
豊かに引きこもる。

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おウチで豊かに楽しく暮らす方法をご紹介しています。
初心者さんにもLP制作の副業をおすすめできる理由5つ
未経験からスタートできるLP制作は需要も多く、作業ペースも調整しやすいので堅実かつ柔軟性のある副業です。
- LP制作副業の特徴
初心者からでも始めやすい
LP制作の副業は、必要スキルさえ身につければ誰でも始める事ができます。
年齢や性別、学歴や資格も全く問われません。
好きな時間、場所で制作できる
LP制作の副業に必要なのは制作用ツールが入ったパソコンだけなので、自宅やカフェ等、好きな場所で作業する事ができます。
また納期(締切日)さえ守れれば、好きな時間に仕事を進める事ができます。
スケジュールが調整しやすい
複数ページで構成されているWebサイトと違い、1ページ完結のLP制作は数日〜数週間程度の短期・単発案件が多いので、仕事量がコントロールしやすいです。
需要が安定
LP制作の案件は常に多いので、継続的に仕事を見つける事ができます。
日常生活でもLPを見る機会は非常に多いと思います。
本職Webデザイナーへの足掛かりにも
LP制作のスキルは一般的なWebサイト制作でもそのまま有効なので、将来的にWebデザイナーへキャリアチェンジするための準備としてもLP制作の副業はおすすめです。
初心者からLP制作の副業をスタートするための必要スキル
LP制作の副業を軌道に乗せるには、的確な提案力と制作技術が必要です。
- LP制作の副業に必要なスキル
ヒアリングスキル
どのような目的・ターゲットのLPが必要なのか、クライアントの要望を正しく理解して制作の提案を行うスキルです。
- ヒアリング例(新商品ポテトチップスのSNSキャンペーン用LP)
-
- 目的
新商品の認知拡大。
キャンペーンに参加してくれたユーザーに特典を提供し、商品購入を促進する。
ハッシュタグを活用してユーザーによる投稿を増やし話題性を高める。 - ターゲット
10~40代 / トレンドに敏感な層 / SNSで情報を共有する習慣のあるユーザー - コンテンツ要件
メインビジュアル
キャンペーン名、商品画像、キャッチコピーを目立つように配置。
色合いやフォントは、ブランドイメージに沿ったポップで明るいデザイン。 - ユーザー特典
抽選で300名に割引クーポンをプレゼント。 - 参加手順
購入したポテトチップスを撮影し、指定ハッシュタグを付けて投稿。 - デザイン要件
トーン&マナー: 明るく、親しみやすく、ポップ。
「今すぐ応募する」「詳細を見る」などの明確なボタン(CTAボタン)を目立つ色で配置。
- 目的
プランニングスキル
ヒアリング内容をベースに、クライアントのニーズに沿ったLPの内容構成を計画するスキルです。
- プランニングの例
-
- LPのトンマナ(配色やフォント、世界観など)
- LPの全体構成(内容の掲載順序など)
デザインスキル
ヒアリングやプランニング内容に即したデザインを、専用のツール(アプリケーション)で作成するスキルです。
- LPのデザインスキル
-
- デザインに関する知識
- デザイン用ツールの操作スキル
デザイン用ツールはたくさんありますが、Webデザインの世界では以下が一般的です。
- LP制作でよく利用されるデザインツール
-
- Illustrator
- Photoshop
- Figma
- Adobe XD
複数ツールの操作を身につけるのは面倒ですが、使いこなせるツールが多いほど選べる仕事の選択肢も増えます。
コーディングスキル
提案したデザインの通りに、HTMLやCSSといった専用言語でLPを組み上げていく作業がコーディングです。
身につけておくと有利な歓迎スキル
前述した必要スキル以外に、こんな技術も持っていると仕事の幅が広がり、より高度・高額な案件に携わることができます。
- 持っていると強みになる!LP制作の歓迎スキル
Webデザイナーは現在大人気の職業なので、こうしたプラスアルファのスキルを身につけておくと有利になります。
ライティングスキル
文章を書くスキルです。
身につけておけば、デザインから掲載内容までLP制作の全てを担える貴重な人材になれます。
HTML/CSS以外の技術(JavaScriptやその他のプログラミング言語など)
ベーシックなLP制作にはHTML/CSSの2言語で十分ですが、JavaScriptを扱えるとちょっとした動きのあるページなども作る事が可能です。
またphp等のプログラム言語を抑えておくと、本来プログラマーの担当作業である申込フォームなどの実装も自分できるようになります。
マーケティングスキル
マーケティングの知識があれば、市場やユーザーのニーズに合ったLP戦略を立てる事ができます。
クライアントの望む成果を出せるLP制作者は、市場価値も高くなります。
初心者から副業でLP制作案件を始めるためのステップ
LP制作の副業を初心者かスタートするためのフローは、以下のような流れになります。
- LP制作の副業を始めるためのステップ
LP制作に必要なスキルを学ぶ
デザインツールの操作やHTML/CSSの知識等、まずは前述した必要スキルを勉強します。
LPを制作する
一通りの知識を身に付けたらいよいよ実践。LPを実際に作成します。
先ほどのポテトチップスキャンペーン例のように、架空の企業やサービスをテーマとして、最適なLPの提案から制作までを行うのが一般的な制作の進め方です。
ポートフォリオを制作する
ポートフォリオとは自分の作品をまとめたものです。
Webデザイン業界の就転職や案件探しにおいて、ポートフォリオは必ず提出が求められるアイテムなので制作は必須です。
自分のポートフォリオサイトを作る、PDFとしてまとめるなど、ポートフォリオには様々なスタイルがあります。
制作したLP作品だけでなく、ポートフォリオ自体の質も重要なので、LP制作で培ったデザインスキルを生かして、わかりやすく仕上げる事が大切です。
ポートフォリオに掲載する作品数は5〜10程度あれば十分です。
LP制作の案件を選ぶ
ポートフォリオの準備が整ったら、各種クラウドソーシングサービスなどを通じて自分にあった案件を探します。
- LP制作の副業が見つかるおすすめサービス
上記サービスの利用には会員登録が必要ですが、登録料は全て無料(売り上げが発生した時のみ手数料を支払うスタイル)
好条件の案件を逃さないよう、全ての会員登録を済ませておくのが最適です。
初心者から副業LP制作を始めるルート
LP制作の副業を実現する手段は、独学とスクール利用の2つがあります。
「スクール」と聞くとスキル習得しかできないイメージがありますが、多くのスクールではポートフォリオの制作アドバイスや受講者向けの案件紹介など、実際に仕事を始めるまでのサポートも手厚いので、初心者でもスムーズに副業を始められるメリットがあります。
受講者限定案件は応募倍率が低く審査も緩い傾向にあるので、初案件を有利に見つけられる可能性もあります。
独学とスクールでどのような違いが出るか表にまとめました。
独学 | スクール | |
---|---|---|
LP制作のスキル習得 | ・書籍や動画で学習 | ・スクールの教材で学習 |
LPの実制作 | ・LPテーマ:自分で決める ・実制作:自力で進める |
・LPテーマ:スクールで用意してもらえる ・実制作:講師のサポートや添削を受けながら作成 |
ポートフォリオ準備 | ・掲載作品:自分で作りためる ・実制作:自力で進める |
・掲載作品:制作課題がそのまま作品に ・実制作:アドバイスがもらえるスクールも |
LP制作案件の獲得 | ・クラウドソーシングなどを利用 | ・クラウドソーシングなどに加え 受講者限定の副業案件に利用できる場合も |
初心者から副業LP制作を始めるまでの準備期間
スクールを利用する場合は4ヶ月が目安になります。
受講期間4ヶ月はWebデザインスクールでは短めのカリキュラムに入りますが、ベーシックな副業LP制作であればこれで十分。
私の教えているスクールも受講期間4ヶ月ですが、在学中に受講者限定案件からLP制作副業デビューする方もたくさんいらっしゃるので、実質4ヶ月未満でも可能ということになります。
独学の場合はスクールより多少時間がかかるので6ヶ月程度を見込んでおくと良いと思いますが、見当違いの学習をしていると何年かかっても必要スキルが身につかないので注意が必要です。
副業LP制作の収入目安
LP制作ではスキルに応じて案件相場が大きく変わります。
以下は、LP案件のスキルレベルと相場のイメージです。
初めはコーディングのみの案件、慣れてきたらデザインも…のように自分の経験値にあわせて案件をレベルアップさせていく事も可能です。
- スキル別LP制作副業の相場目安
コーディング案件(10万円付近)
LP制作工程のうち、コーディングだけを承る案件です。
HTMLやCSSで用意されたデザイン通りにLPを構築していけば良いので、最初の副業としては一番始めやすいかもしれません。
デザイン案件(10万円付近)
こちらはデザインのみを担当する案件です。
コーディングと違い、デザインは答えが一つでないので初めは少々難しいかもしれませんが、自分の個性が出しやすいのもこちら。
クライアントが自分のデザインのファンになってくれれば、継続的な案件受注にも繋がります。
デザイン・コーディング案件(10〜30万円付近)
一般的なLP案件はこのスタイルが多いです。
デザインとコーディング、両スキルを持っていればゼロから一人でLPを作る事ができます。
案件の選択肢も広がりますし、報酬も高額になります。

より高度なLP案件(30万円〜)
クライアントのLP制作意図(商品の販売、資料請求など)に対して結果が出せる、ライティングやJavaScriptなども手掛けられるなどプラスアルファの強みを持ったデザイナーになれば、より条件の良い案件に手が届きます。
LPの修正・改善(数万円〜無制限)
既に公開されているLPの改善に特化した案件もあります。
単純な修正(テキストや写真の変更)であれば相場も数万円程度ですが、先述の通りLPの質を高められるような提案ができるようになれば高額の報酬が期待できます。

独学とスクールの選択基準
スクール利用にはコストがかかります。
時期や希望の収入は決めてないけどそのうちできればやってみたい、という事であれば独学で十分です。
一方でいつまでにLP制作を始めたいのか、どのくらいの収入が欲しいのかなど将来のビジョンがはっきりしている場合はスクールが確実です。
LP制作の副業をいつまでにスタートさせたいか
【独学がおすすめの人】
自分のペースで学習を進めて、スキルが身についたタイミングでスタートしたいという方。
【スクールがおすすめの人】
副業開始の時期をはっきり決めている方。
受講期間や課題の締め切りなど、スクールの機能がペースメーカー的な役割を果たしてくれます。
必ずLP制作を始めたいと思っているか
【独学がおすすめの人】
LP制作を始めるか検討段階の方は、まずは書籍や動画などでカンタンに知識を入れることからスタートすると失敗がありません。
【スクールがおすすめの人】
学習計画も自分で立てなくてはいけない独学の場合、十分なLP制作スキルが身につかない可能性もあります。
絶対LP制作の副業を実現したいという事であればスクールが確実です。
LP制作でどのぐらいの収入を得たいか
【独学がおすすめの人】
基本スキルで対応できる10万円前後の案件は、独学で十分可能です。
【スクールがおすすめの人】
より高度なスキルを身につけて高額案件を目指したいという方は、スクールでしっかり腕を磨いておくのが確実です。
Webデザイナーへの転身を考えているか
【独学がおすすめの人】
最終目的が副業LP制作によるお小遣い程度の収入、という事であれば独学で十分です。
【スクールがおすすめの人】
Webデザイナーへの転職やフリーランスなど本格的な転身を考えている方はスクールが最善です。
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