noindex、nofollowとは?SEOが強化できる上手な書き方と使い方
HTMLでたまに見かけるnoindexやnofollowは、robotsメタタグの一種です。
noindexでは、ページを検索エンジンへに登録するか否かを設定することができます。
nofollowでは、ページから貼られたリンクを辿るか否かを設定することができます。
2つを上手く使い分けると、SEO対策に有効です。
この記事で分かること
- noindexの役割と設定方法
- nofollowの役割と設定方法
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noindexとは
ページを検索結果に表示させない(厳密に言うとインデックスさせない)ようにするのがnoindexです。
Webページが検索エンジンに表示されるまで、大きく以下の3つのステップがあるのですが、noindexでは2番目の『インデックス』が停止されます。
1.クロール:検索エンジンのシステムがWebページを訪れる
2.インデックス:訪れたWebページの内容を収集
3.ランキング:インデックスした内容を評価して、ランク付を行う
だからnoindex(ノーインデックス)なんですね。
noindexの設定方法
noindexは、HTMLのmeta要素、content属性の値として設定します。
meta要素ということは、記述場所はhead要素の中ですね。
noindexを設定するページ
どのページをnoindexにするのかはコンテンツ次第、制作者の判断次第ですが、そもそもの機能を考えると、検索結果に表示させる必要のないページ、表示させたくないページが対象になります。
以下は一例です。
404エラーページ
お馴染みの「お探しのページは見つかりませんでした」のページですね。
存在しない(もしくは削除された)ページのURLにアクセスされた場合の受け皿となるページです。
フォームの確認画面、送信完了画面
フォームの作り方にもよるのですが、各種お問い合わせや申し込みフォーム等で、入力内容を確認する画面や、送信完了画面がそれぞれ別のURLになっている場合は、対処してあげるといいかもしれません。
その他、品質の低いページ
例えば、現状はまだ内容が薄いんだけど、将来的には充実する予定のページなどは、成長過程の段階ではnoindexにしておくというテがあります。
冒頭にも書きましたが、私は当初、とにかく全てのページをインデックスしてもらった方が良いのではないかと勘違いしていたのですが、発展途上ページのインデックスは一旦保留にしておいて、充実しているページを前面に出す方が、サイト全体のSEO対策としては効果的です。
nofollowとは
続いてnofollow。
表記だけ見るとnoindexにソックリですが、自分のWebページから貼られているリンク先を、検索エンジンのシステムに関連づけて欲しくない時に使います。
検索エンジンのロボットは、一つのWebページから次のページへとリンクを辿りながら情報を集めていきます。
その際、前後のページ同士の関連性やリンク先ページの品質内容もページ評価に影響するとされていますので、ここもマメに調整してあげるとサイトのクオリティを守ることができます。
ちなみに、nofollowの振る舞いに関してはマイナーチェンジがありまして、以前はリンク先を「クロールするな」という強いものだったのですが、現在はページ評価において「ヒント程度の扱いに」というマイルドな意味に変わっています(2019年9月に変更)
参考:Google 検索セントラル ブログ(英語)進化する nofollow – リンクの性質を識別する新しい方法
nofollowの設定方法
2種類の設定方法を紹介します。
一括設定
ページ内から貼られているリンク全てをnofollowにしたい場合は、以下のmeta要素を追加するだけでOKです。
個別設定
ページ内のこのリンクだけnofollowにしたい、という場合は、a要素にrel属性を足して、個別に設定することもできます。
nofollowを設定するページ
nofollowは、信頼性が低いページへのリンク、不自然なリンクに対して設定します。
コメント
訪問者がコメントできるような開放的なブログでのスパム対策として。
有料リンク
SEO対策のため、ビジネス的な取引によって設けられたリンク等。
noindexとnofollowの合わせワザも
両者の違いがわかったところで、noindexとnofollowを1行のコードで表記することもできるのでご紹介しておきます。
まとめ
- noindex、nofollowまとめ
-
- noindex:ページを検索対象に含めるかどうかを設定。meta要素として実装。
- nofollow:ページから貼られたリンクの参照度合いを設定。meta要素もしくはa要素として実装。
noindexとnofollowを活用することで、サイトのクオリティを守って、SEOのパフォーマンスを上げることができるという事がわかりました。
結局のところ、質の高いサイトとは、良質なコンテンツと、自然なリンクで帰結するような気がします。
これって、極めてシンプルなハナシですよね。
小手先の怪しいテクニックに溺れず、正々堂々と作り上げたサイトは必ず評価してもらえるという事だと思います。