レンちゃんとペンタ

【Slack恐怖症】働きたくないんじゃない。自分の裁量でやりたいだけ

【Slack恐怖症】働きたくないんじゃない。自分の裁量でやりたいだけ

デザインもコードも大好き。
誰かの役に立ちたいという気持ちも多少はある。
だけど、自由にやりたいんだよね。

    Webデザインとブログで豊かに引きこもる。

    レンちゃんとペンタ

    Webデザインは器。ブログは中身。
    「レンちゃんとペンタ」では、2つのスキルを掛け合わせて、
    おウチで豊かに楽しく暮らす方法をご紹介しています。

    仕事が決まらなくてホッとしている

    久しぶりに、ガッツリした制作案件(UI/UX)のお話が来ました。
    お顔合わせ(zoom)していろいろお話しした結果、今回は見送りになったのですが、その時の私にはなぜか安堵が。

    お話を進めながら回想していたのは、前回携わった案件です。
    そっちもUI/UX周りだったのですが、最近の私にしては珍しく、セミナーやレッスンがある時を除いて、原則フルタイムで参加しました。
    案件自体はやりがいのあるものだったし、チームの皆とも仲良くやれていたのですが、続けていくうちにコミュニケーションの取り方とか、みんなと足並みを揃えるという事自体に、疲れてしまったんですね。

    ワガママなのはわかっています

    Slackがニガテ

    私は勤務中にSlackをつけておかなくてはいけない案件が苦手です。
    でもリモートの制作案件って大抵そうですよね。稼働時間を元にした契約がほとんどなので。

    朝、Slackをアクティブにした途端に誰かに呼ばれるのではないかとビクビクしてしまう。
    作業中、何かしらのメッセージが来ているのではないかと、気にしすぎてしまう。

    過敏すぎるとは思いながらも自分ではどうする事もできず、何とか毎日をやり過ごしていました。

    フィードバックが苦手

    デザイナーは皆、自分が作ったものが他者からどう見えるのかを学ぶことで腕を磨いていきます。
    だからフィードバックをいただくってすごくありがたい事なんですが、本音を言えば、やっぱり自分の好きなように作りたい。
    ぶっちゃけ、デザイナーはみんな、少なからずそういう気持ちがあるのでは。

    カンプを送って、返信が来るまでの間がやっぱり落ち着かなくて、そんな時のSlackは本当に耐え難いものでした。

    ついでに知人の話

    私の友人

    とあるデータを正確に仕分けして処理する、みたいな仕事に携わっている同級生がいます。
    彼女は几帳面で、業務自体にはやりがいを感じているようなのですが「ミスしちゃいけない」というプレッシャーさえなければもっと楽しく働けるのに、とよく言います。
    言い換えるなら、ミスを誰かに指摘されたり、それが評価に反映されるようなシステムがなければ、って事ですよね。

    ミス自体は誰にでも起こる事だし、間違えたら直せばいいだけの話なんですが、そこに第三者によるチェック機構が入ると、どんなに好きな仕事でも一瞬で苦行に変わりますよね。

    エンジニアさんの話

    私が前回の案件でお世話になったエンジニアさんは、あっけらかんとした、私と真逆の性格の持ち主でした。
    彼はSlackでふいに呼びかけられても平気。
    私が「ちょっと理不尽だな〜」と感じたフィードバックや軌道修正なんかもサラッと受け流せる人でした。

    今でも覚えているのが「みんなで集まって何かを作るのが好き」と言っていたこと。
    引きこもり体質の私から見れば極めて健全な人で、いつも羨ましく思っていました。
    幼少期にのびのび育ったんだろうなー、なんて。

    理想の環境は、自分の心が作る

    彼と一緒にいて学んだのは、結局居心地の良さって周囲の状況じゃなくて、自分の心のあり方次第なんだよな、という事です。
    担当業務こそ違えど、私と彼は同じ案件、同じ環境、同じチームにいたのに、リラックス具合が全然違った。

    きっと彼は、どこへ行ってもあんな感じで、楽しくやれるのでしょう。

    引きこもり体質の私でも、らしく働ける時代になった

    とはいえ、彼を尊敬する反面、自分を責めるつもりなく。
    現在は、いろいろな働き方、居場所を見つける事のできる時代です。

    みんなと一緒でもいいし、一人でもいい。
    得意なもの、好きなコトだけに特化していい。
    やりたくないことはやらなくていい。

    ご自宅でマニアックなテーマについて夢中で語っているユーチューバーさんなど観てると、本当にそう思います。

    私はデザインが好きで、同じ道を志す人とずっとデザインについて語り、戯れていたいだけです。
    引きこもる事も、豊かさも譲らない。
    時代がそれを許してくれているのだから、私自身が許可を出さなくてどうするってハナシですよね。

    破談になった案件、内容自体は面白そうだったので、正直、ちょびっと後ろ髪を引かれてはいるんですが、「お前はもっと自分らしく生きていいんだよ」と言う、神様の采配だったのだと信じます。

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