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初心者から独学でLP制作を勉強する

初心者から独学でLP制作を勉強する

副業でも本業でも可能。好きな時間、場所で作業できる。
働き方の自由度が高いLP制作を無料かつ独学で勉強する際に大切なのは、挫折や迷走を回避する事。
過不足なくスキルを身に付けて、就転職や案件獲得の準備を効率よく進める事がポイントです。

この記事で分かること

  • LP制作の必要スキル
  • 無料・独学でLP制作が勉強できるサービス
  • 独学で挫折しがちなポイント
  • LP制作の学習期間
  • LP制作案件の相場は10万〜無制限

    この記事の著者

    • フリーランス
    • Webデザイナー兼UI/UXデザイナー

    LP制作のステップと必要なスキル

    LP制作の必要スキル

    LPの各制作ステップごと、身につけておきたい必要スキルは以下の通りです。

    制作ステップ 内容 必要なスキル
    ヒアリング クライアントから
    LPのターゲットや制作目的を伺う
    ・ヒアリングスキル
    (相手の要望を的確に理解・整理するスキル)
    プランニング ヒアリング内容に適したLPの設計を考える ・情報設計スキル
    (LPに掲載する内容構成を提案するスキル)
    デザイン プランニングに見合った
    LPデザインを作成する
    ・デザインツールの操作スキル
    (IllustratorやPhotoshop、Figmaなど)
    ・デザインのスキル
    コーディング HTMLやCSSなどの専用言語を使って
    デザイン通りのLPを制作する
    ・コーディングスキル
    (HTML/CSSに関する知識)

    LP制作の歓迎スキル

    必須スキル以外にこんなスキルも持っているLPデザイナーは有利です。
    自分の強みを持つことは差別化&市場価値を上げる事にも繋がり、結果としてより高度・高額な案件に携わることができるようになります。

    身につけておくと有利な歓迎スキル 得られるメリット
    ライティングスキル デザインだけでなく、LPに掲載する文章も合わせて提案できる
    JavaScript LPに動きをつけるなど、表現力豊かなデザインが作れるようになる
    プログラミング言語 申込フォームの機能などもプログラマーに頼らず自分で実装できるようになる
    マーケティングスキル 市場やユーザーのニーズに合わせた戦略的なLPが設計できる

    無料×独学でLP制作スキルを勉強できるサービス

    LP制作に必要なスキルを無料で勉強できるサービスはドットインストールProgateが有名です。
    どちらも学習できる内容が多いですが、LP制作に関しては最低限HTMLとCSSだけを勉強すれば大丈夫です。
    ドットインストールとProgateを簡単に比較します。

    ドットインストール Progate
    学習スタイル 動画を視聴しながら勉強 サイト上のテキストを見ながら勉強
    カリキュラム構成 制作物にもフォーカス 技術を体系的に学習
    スマホでの学習 動画閲覧のみ 専用アプリでコード記述が可能

    学習スタイル

    ドットインストールは動画を閲覧しながら、Progateはサイト内のテキストを読み進めながら勉強していくスタイルです。

    カリキュラム構成

    それぞれの学習タイトルを眺めるとわかるのですが、Progateではシンプルに技術や言語を紹介する構成であるのに対し、ドットインストールでは「●●(技術名)で〇〇を作る」といった切り口のコンテンツも多く含まれています。

    スマホでの学習

    スマホでは動画視聴のみになるドットインストールに対し、Progateではコード記述もできる専用アプリが用意されています。
    どちらも無料で利用できるので、併用学習してもいいですね。

    独学のLP制作学習で挫折しないコツ

    以下は、LP制作の勉強方法に関して独学とスクールを比較したものです。

    スキル 独学 スクール
    ヒアリングスキル 好きなLPテーマを考えて
    ターゲットや目的を想定する。
    制作課題を通じて
    講師のフォローをもらいながらLPの必要要件を考える。
    情報設計スキル ターゲットや目的に合うような
    コンテンツ内容を考える。
    講師のアドバイスをヒントに
    LP課題のテーマに合った提案を行う。
    デザインツールの
    操作スキル
    書籍や動画を使って学習する。 スクール教材を使って学習する。
    デザインのスキル 設定したLPの目的を達成できるような
    デザインを考える。
    講師のアドバイス・添削を受けながら
    LPの目的に相応しいデザインを仕上げる。
    コーディング 書籍や動画を使って学習する。 スクール教材を使って学習する。
    エラーが起こった際には講師に質問可能。

    独学でLP制作を身につける際に大切なのは「地道な努力」と「独りよがりの制作にならないこと」。
    具体的にはこのような点をストイックに乗り越える意思が必要です。

    独学でLP制作を勉強する時の注意点

    制作テーマを自分で考える手間暇を考慮に入れる

    「新商品のサプリを販売するLP」のように、独学の場合はLPのテーマや掲載内容を自分で用意する必要があります。LP制作開始前の準備段階で多少時間が取られる事を念頭に置いておきましょう。

    コーディングエラーが起こっても諦めない

    HTMLやCSS等の言語は、記述を間違えるとページが正しく表示されません。
    書籍や動画での演習では回答が用意されていますが、自作のLP制作に関しては自力でエラーを解決していく粘り強さが大切です。

    独りよがりのデザインにならないように気を付ける

    スクールでは、制作課題を通じてヒアリングの精度や実務レベルのデザイン力を身につける事ができますが、独学の場合は仕事として通用するデザインになっているのか、冷静にジャッジする必要があります。
    家族や友人などに作品を見せて意見をもらうのもおすすめです。

    良質なポートフォリオを自分で準備する

    Webデザイン業界では、就転職、副業案件探しの際にポートフォリオ(自分の作品をまとめたもの)の提示が必須です。
    スクールの場合は制作課題をまとめる事でポートフォリオが完成しますが、独学の場合は自分で作品をストックしていく必要があります。
    スクール受講生を見ている限り、ポートフォリオ作品はバナーなどの小品も含めて5〜10点前後あれば十分だと思います。

    自分に合った方法で仕事を探す

    スキルさえあればLP制作の仕事が必ず見つかると思いきや、実はこんな所にも落とし穴があります。

    スキルが十分でも仕事が見つからない例
    • ポートフォリオ内で自分の作品が上手くアピールできていない
    • 面談の受け答えで損をしている
    • 自分と相性の悪い求人サイト、クラウドソーシングサービスなどで仕事を探している

    スクールを利用している場合は、受講者限定の求人紹介、キャリアカウンセリングやポートフォリオのアドバイスなどにも頼れる可能性がありますが、独学の場合は一般公募を使って自分の感覚で求人・案件を探すことになります。
    一番大切なのは作品制作スキルですが、就転職・案件探しも積極的に動いていくことが大切です。

    LP制作の勉強時間目安

    独学の場合は半年以上を目安に

    Webデザインを学べる各種スクールのカリキュラムのうち、比較的短めのコースの受講期間は4ヶ月程度です。
    最近では内部で求人・案件紹介を行っているスクールも多いので、在学中に初めての副業にチャレンジする事も十分可能です。
    独学の場合はスクールより少し遠回りになる事を加味して、半年ぐらいを目安にすると良いでしょう。

    独学とスクールのどちらを選ぶべきか

    LP制作の仕事がそのうちできれば良い、実現しなくても問題はない、といった場合は独学で十分です。
    LP制作の副業を始めたい、Webデザイナーへキャリアチェンジしたいなど強い意志を持っている場合は、効率よく確実にスキルが身につけられるスクールがおすすめです。

    1つでもYESがあるならスクールがおすすめ
    • 「○ヶ月以内にLP制作の仕事をしたい」
    • 「絶対にLP制作の副業を始めたい」
    • 「高度なLPが作れるスキル(歓迎スキル)も身につけておきたい」
    • 「将来的にプロのWebデザイナーに転身したい」

    LP制作案件の相場

    LP案件相場のレンジは広いですが、高度な技術が求められるLPや目的意識の高いLP案件ほど高額になります。
    ニーズに見合ったスキルを持っていれば、そうした案件で活躍する事ができます。

    高額LP案件で求められやすいスキル
    • JavaScript(動きのあるページなどが作れる)

    • 各種プログラミング言語(フォーム送信の実装など、プログラマーの業務も兼任できる)
    • ライティングスキル(デザインと合わせてLP内のキャッチコピーや文章も提案できる)
    • マーケティングの知識(市場や顧客ニーズを分析して戦略的なLPの企画提案ができる)

    10万円前後の相場

    デザインもしくはコーディング、どちらか一方を承る案件はこの価格帯に落ち着きます。

    10~30万円

    デザインとコーディング、どちらも自分で対応できるとこのくらいのレンジになります。
    2つのスキルを持っている事で案件の選択肢も増えます。

    30万円〜

    商品販売や資料請求など、クライアントの求めるLP制作意図に対してしっかり結果が出せるLPデザイナーになることで、より高額な案件が射程圏に入るようになります。
    また、LPは公開後にも改善や修正を行う場合があります。信用を得られればそうしたメンテナンス作業も任せてもらえるため、結果としてトータルでまとまった報酬になるケースもあります。

    デザイン力や技術力、提案力に長けているデザイナーほど高額なLP案件を受注できますが、こうした数値化できないスキルは自力で伸ばすのは難しいので、客観的な評価がもらえるスクールを利用して身につけるのが得策です。
    高額案件を数件こなせば、受講料はすぐに回収できます。

    LP制作の相場
    LP制作の相場(出典:レバテッククリエイター

    LP制作を勉強しながら仕事することも可能(スキル・案件・相場目安)

    急ぐ必要はありませんが、学習と並行しながらLP制作の副業を始める事も可能です。
    私が教えているスクールでも、在学中にスクール紹介案件でLP制作デビューを果たした受講生がたくさんいます。

    学習初期:少しHTML/CSSが読めるようになったら「LP修正案件」

    既存のLPを修正するお仕事です。
    ゼロから制作するわけではないので、初心者でも安心して取り組めます。
    相場は10万円以内が目安。

    学習中期:コーディングに自信が出てきたら「LPコーディング案件」

    デザインが決定しているLP制作案件に関して、コーディング作業のみを承る案件です。
    デザインの通りにページを表示させれば良いので、わかりやすいお仕事です。
    相場は10万円付近が目安。

    学習後期:デザインができるようになったら「丸ごとLP制作案件」

    デザインからコーディングまで一人で対応するお仕事。案件としてもこのタイプが一番多いです。
    正解が一つではないデザインは手応えがありますが、両方手がけられると一気に仕事の幅が広がります。
    相場は10〜30万円程度ですが、スキル次第ではこれ以上もありえます。

    卒業後:LP制作のノウハウが身についたら「結果重視のLP制作案件」

    目的意識の高い案件では、LPの成果(どのくらい目的が達成できたか)が重視されます。
    そうしたストイックな案件で結果が出せるようになれば、評価は青天井になります。

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