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Webデザインの副業の始め方

Webデザインの副業の始め方

案件数や種類も豊富なWebデザインの副業は、未経験から誰でもスタートする事ができます。
成功のコツは仕事で通用するスキルを正しく身につける事。
実績を積む事で、よりハイレベルの案件に挑戦できるようになるのもこの副業の魅力です。

この記事で分かること

  • 未経験OK、案件バリエーションも多いWebデザインの副業は始めやすい
  • Webデザインの副業は、スキルと実績によって自分をレベルアップさせていく楽しみがある
  • Webデザインの副業は本業Webデザイナーへの足がかりにも最適

    この記事の著者

    • フリーランス
    • Webデザイナー兼UI/UXデザイナー

    副業Webデザインの特徴

    未経験から誰でも始められて、自分の好きな時間や場所で進められるのがWebデザインのメリットです。
    実績を積む事で自分をレベルアップさせて、より条件の良い案件にシフトしていく楽しみもあります。

    副業Webデザインの魅力
    • 年齢・性別不問(スキルを身につければ誰でも始められる)
    • 初期投資が少ない(デザインツールをインストールしたパソコンだけあればOK)
    • 案件が多いので安心(未経験者がチャレンジできる仕事もアリ)
    • 在宅で好きな時間に作業できる(通勤時間やシフトを気にする必要なし)
    • 収入の伸び代が多い(腕を磨けばより好条件の案件にシフトできる)
    • 本業Webデザイナーになる事も可能(副業で実績を作っておけば転職しやすい)

    Webデザインで副業を始める方法

    スキルを身につけて案件に挑戦。
    Webデザインで副業を始める手順はこれだけです。

    Webデザイン副業を始めるステップ

    パソコンとデザインツールを用意する

    まずはデザインツールがインストールされたパソコンを用意します。
    パソコンは普段お使いのもので大抵大丈夫なので、新規購入する必要はまずありません。

    副業Webデザインに適したパソコン
    • パソコンの必要スペックは?
      普段使いのレベルでOK。新規購入する場合は家電量販店で「PhotoshopやIllustrator(後述)を使いたい」と相談を。
    • MacとWindowsどっちがいい?
      どちらでも大丈夫ですが、Macの方が人気。
    • デスクトップとノートPCどっちがいい?
      大きな画面を使いたい方はデスクトップ、カフェなど好きな場所で作業したい方にはノートがおすすめ。

    デザインツールは選択肢がいくつかあります。

    Webデザインで使用するツールの例
    • Illustrator
    • Photoshop
    • Figma
    • Adobe XD

    プロの世界でも同じものが使われており、使いこなせるツールが多いほど手がけられる案件の幅が広がります。

    私のスクールではIllustratorとPhotoshop、Figmaを教えています

    Webデザインの副業に必要なスキルを身につける

    制作環境を用意したら必要スキルを習得します。
    Webデザインで利用する技術は多岐に渡りますが、まずはこの3つだけ押さえれば大丈夫です。

    Webデザインの副業に必要なスキル
    • デザインのスキル(配色やレイアウトなど、適切なデザインを提案する技術)
    • デザインツールの操作スキル(前述したデザインツールを使いこなす技術)
    • コーディングスキル(HTML/CSSなどの専用言語でWebページを組み立てる技術)

    学習方法はスクールか独学のどちらかです。
    スクールの場合は課題制作を通してスキルを身につける事ができます。独学の場合は架空案件を自ら考えて、それに相応しい作品を制作しながら学習を進めます。

    ポートフォリオの作成

    Webデザイナーが自分のスキルや実績をアピールするための作品集をポートフォリオといいます。
    どのWebデザイナーに仕事を依頼するか、クライアントはポートフォリオを参考に選考を行うため、ポートフォリオの準備は必須です。
    スクールで制作した課題作品などをまとめる事でポートフォリオが完成しますが、各作品の工夫点や見どころなどを適切に紹介するなど、ポートフォリオ自体にも質が求められます。

    未経験&独学の場合は、架空のWebサイトやバナーをデザインして作品を増やせば大丈夫です

    案件探し

    ポートフォリオが完成したらいよいよ案件を選びます。
    Webデザインの副業案件は、クラウドソーシングサービスなどを利用して簡単に見つける事ができます。

    Webデザインの副業案件が見つかるプラットフォーム

    実績を積んで好条件の案件へシフト

    案件をこなして実績を積めば、より条件の良い案件に挑戦できます。
    高単価案件へスライドし続ける事で、徐々に作業時間を減らしながら収益アップさせる事ができるようになります。

    Webデザイン副業案件の単価

    Webデザインのスキルを持っていると、様々な副業を手掛ける事が可能です。

    Webデザインの技術でできる副業

    バナーやサムネイルの制作(初心者向け)

    広告用バナーやYouTubeのサムネイル、SNS投稿用の画像などを制作する案件です。
    コーディングスキル不要で初心者でも取り組みやすいため、最初の実績作りにも適しています。

    主な案件例 ・各種バナー作成
    ・YouTubeのサムネイル制作
    ・インスタ・Twitter(X)用の画像作成
    単価目安 1枚 1,000円〜5,000円程度

    Webサイトの運営・メンテナンス(中級者向け)

    既存のWebサイトの更新・管理を行う仕事です。
    コーディングは一通り勉強したけどWebサイトの新規作成案件はちょっと不安…ぐらいのフェーズに最適な案件です。

    主な案件例 ・記事の更新や修正
    ・画像の作成や更新
    ・レイアウトの修正
    単価目安 軽微な修正(単発作業):3,000円〜10,000円
    定期メンテナンス(月額契約):月10,000円〜50,000円

    LP(ランディングページ)作成(中級〜上級者向け)

    商品やサービスの販売・申し込みを目的とした1ページ完結型のWebページをLP(ランディングページ)といいます。
    商品の売り上げなどに直結するため、成果を重視する案件ほど高額になります。
    ゼロから制作を行うため、Webデザインに関する一通りの知識が求められます。

    主な案件例 ・商品の紹介や販売用LP制作
    ・キャンペーン用LP制作
    ・アプリ紹介用LP制作
    単価目安 50,000円〜数十万(成果重視の案件ほど高額になる)

    小規模Webサイトの制作(中級〜上級者向け)

    数ページ程度のWebサイトを作成する案件です。
    こちらも自力でWebデザインを作り上げる技術が必要です。

    主な案件例 ・Webサイトの新規制作(デザイン提案からコーディングまで全て)
    単価目安 50,000円〜数十万(ページ数や難易度による)

    副業Webデザインの収入目安

    作業時間や手がける案件の内容によって、副業Webデザインの収入は大きく変わります。
    以下は、作業時間から見積った収入目安の例です。

    副業スタイル 週の作業時間 月収目安
    平日夜+週末 15〜20時間 15〜20万円
    土日・休日のみ 8〜10時間 7〜10万円
    スキマ時間(平日30分+週末少し) 5〜6時間 3〜5万円

    目標金額に応じた作業時間例も見積もってみます。

    目標金額 週の作業時間
    月5万円 5〜8時間
    月10万円 10〜15時間

    平日夜+週末に副業(週15〜20時間)

    平日2〜3時間、週末に5〜8時間程度作業できるなら10〜20万円程度が目安です。

    案件内容 1案件あたりの単価 1ヶ月の受注数 月収目安
    バナー制作 5,000円 8枚 40,000円
    サムネイル制作 3,000円 10枚 30,000円
    LP制作 80,000円 1件 80,000円
    合計 15〜20万円前後

    土日・休日のみ副業(週8〜10時間)

    土日や祝日に集中して作業する場合は月10万円程度が目安です。

    案件内容 1案件あたりの単価 1ヶ月の受注数 月収目安
    バナー制作 5,000円 4枚 20,000円
    サムネイル制作 3,000円 6枚 18,000円
    LP制作 80,000円 0.5件(2ヶ月で1件) 40,000円
    合計 7〜10万円前後

    スキマ時間で副業(週5〜6時間)

    1日数時間ペースの作業の場合は、月3〜5万円程度の副収入が目安です。

    案件内容 1案件あたりの単価 1ヶ月の受注数 月収目安
    バナー制作 5,000円 2枚 10,000円
    サムネイル制作 3,000円 4枚 12,000円
    小規模Webサイト 50,000円 0.5件(2ヶ月で1件) 25,000円
    合計 3〜5万円前後

    月5万円を目指す(週5〜8時間)

    続いて目標収入金額からの計算です。
    例えばこのくらいの案件をこなすと、月5万円の収入になります。

    案件内容 単価×件数 月収目安
    バナー制作 5,000円 × 5枚 25,000円
    サムネイル制作 3,000円 × 6枚 18,000円
    簡単なLP制作 50,000円 × 0.2件(5ヶ月に1件) 10,000円
    合計 約5万円

    月10万円を目指す(週10〜15時間)

    バナーやサムネイル制作のみで月10万円は難しいですが、LPやWebサイト制作の案件を増やしていけば手が届きます。

    案件内容 単価×件数 月収目安
    バナー制作 5,000円 × 6枚 30,000円
    サムネイル制作 3,000円 × 10枚 30,000円
    LP制作 80,000円 × 0.5件(2ヶ月で1件) 40,000円
    合計 約10万円

    Webデザインの副業を始めるまで必要学習期間

    Webデザインの副業を始めるまでに必要な学習期間は、学習方法(独学 or スクール)と1日の学習時間によって異なります。

    独学で学ぶ場合(3ヶ月〜???)

    書籍や動画を利用してスキルを身につけるのが、独学による学習方法です。
    バナー制作であれば、学習を開始して3ヶ月前後でチャレンジできます。

    学習内容 目安時間 期間(1日2時間学習の場合)
    デザインの基礎学習(配色・レイアウト・タイポグラフィなど) 30〜50時間 1〜2ヶ月
    デザインツール習得(Photoshop、Figma、Canvaなど) 30〜50時間 1〜2ヶ月
    バナー・サムネイル制作練習 30時間 1ヶ月
    HTML / CSSの基礎学習(Webサイト制作向け) 50〜80時間 2〜3ヶ月
    ポートフォリオ制作(作品作り) 30〜50時間 1〜2ヶ月
    案件探し & 副業開始 6ヶ月〜1年後
    独学のメリット・デメリット
    • メリット:コストが抑えられる
    • メリット:自分のペースで学習可能
    • デメリット:コーディングエラーやデザインでつまづいた時にサポートが得られない
    • デメリット:仕事として通用するレベルになっているか判断が難しい

    スクールで学ぶ場合(2〜6ヶ月)

    学習からポートフォリオ準備、案件紹介までサポートされているスクールを選べば、最短ルートで副業を開始する事ができます。
    受講生限定の副業案件紹介を利用すれば、在学中に副業を始める事も可能です。

    学習内容 目安時間 期間(1日2時間学習の場合)
    デザインの基礎 & ツール学習 30〜50時間 1〜2ヶ月
    バナー・LP制作実践 50時間 1〜2ヶ月
    HTML / CSSの基礎学習(Web制作向け) 50〜80時間 1〜2ヶ月
    ポートフォリオ作成 & 案件獲得 30〜50時間 1ヶ月
    副業開始 3〜6ヶ月後
    スクールのメリット・デメリット
    • メリット:効率よく学習できる
    • メリット:ポートフォリオの制作アドバイスや、副業案件紹介のあるスクールも多い
    • デメリット:コーディングエラーの解決やデザインレビューなど、プロのサポートが受けられる
    • デメリット:費用がかかる

    スクールと独学どっち

    Webデザインの副業を早く確実に始めたい人はスクールが最適です。
    副業開始がいつになっても構わない、他の副業でも良いなどという場合は自分のペースで進められる独学で大丈夫です。

    独学がおすすめ人
    • コストをかけたくない
    • 副業開始までに時間がかかってもいい
    • Webデザイン以外の副業も検討している
    スクールがおすすめ人
    • 早く確実にWebデザインの副業を始めたい
    • Webデザイナーへの転身も考えている

    Webデザインの副業で成功する方法

    Webデザインの副業は人気が高く、ライバルも多いというのが現状です。
    十分なスキルを身につけ、それを的確にお客様にアピールする術を持たないと、いつまで経っても収益を上げる事ができません。

    副業Webデザインで成功するコツ

    Webデザインの副業は、スキルさえ身につけば誰でも始める事ができます。しかし、単にデザインができるだけでは案件を獲得し続けるのは難しく、実務レベルのスキルや信頼性、生産性の向上が成功のカギとなります。ここでは、Webデザインの副業で成功するために重要な5つのポイントを解説します。

    実務レベルのデザイン力を身につける

    Webデザインはビジネスです。仕事として通用するスキルがなければ副業収入は得られません。
    特に独学の場合はこの辺りの判断が難しくなるため、独りよがりの制作にならないように注意が必要です。

    良質なポートフォリオで実力をアピールする

    Webデザイナー選考時にクライアントが最も重要視するポートフォリオがいい加減だと、いつまで経っても案件を獲得する事ができません。

    未経験者のポートフォリオで押さえておきたいコト
    • 作品は10点前後掲載
    • Webサイトだけでなく、バナーなどの作品も含めてOK
    • スクールを利用する場合は、制作課題をまとめるだけでポートフォリオが完成
    • ポートフォリオ制作のアドバイスがもらえるスクールだと有利
    • 独学の場合は自分で考えた架空案件作品を掲載すればOK

    相手の信頼を得るために、デザイン意図や工夫点がしっかり伝わるポートフォリオ作りが必要です。

    私のスクールでは、こんなポートフォリオのアドバイスをしています
    ・作品の掲載サイズは適切か(大きくても小さくてもNG)
    ・デザインの解説(配色やレイアウトの意図 など)が十分になされているか
    ・解説文は端的で読みやすく構成されているか

    生産性を上げる

    Webデザインの副業は時給ではなく単価報酬が多いため、作業スピードを上げるほど効率が良くなります。
    また、クライアントが求めるデザインを正しく理解して、スムーズに提供できるスキルも大切です。

    クラウドソーシングを活用する

    Webデザインの副業案件は、スキルシェアやクラウドソーシングサイトでたくさん見つける事ができます。
    複数サービスを並行利用すると、途切れずに案件を獲得する事ができます。

    会員登録しておきたいプラットフォーム

    スクールの副業案件紹介も利用する

    多くのWebデザインスクールでは副業案件紹介も行われています。
    一般の副業案件に比べて審査が緩くライバルも少ないため、案件を有利に獲得しやすいメリットがあります。

    案件紹介があるスクール例
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